ニューヨークを象徴する音楽といえば、バーンスタインの《ウエスト・サイド・ストーリー》とガーシュウィンの《ラプソディ・イン・ブルー》が思い浮かぶ。この2大名作をオーケストラとともに楽しむのが「Symphonic NEW YORK」。
今年はバーンスタインの生誕90年、ガーシュウィンの生誕110年にあたる。マンハッタンの「ロミオとジュリエット」 といえる《ウエスト・サイド・ストーリー》の名曲を歌うのは、華やかな美声が魅力の鈴木慶江と日本オペラ界のスター錦織 健。《ウエスト・サイド・ストーリー》からバーンスタイン自身がオーケストラ用に編んだ《シンフォニック・ダンス》も沼尻竜典指揮・東京フィルハーモニー交響楽団によって演奏される。ジャズとクラシックが奇跡的に融合された《ラプソディ・イン・ブルー》を弾くのはジャズ・ピアニストの山下洋輔。独自の世界観で弾きあげる鬼才・山下のエネルギッシュな演奏にもご期待下さい。
また、特別ゲストとして、昨年ニューヨークの伝統あるアポロシアターの舞台に立ち、絶賛されたシンガーソングライターの清水翔太も登場する。現在19歳の清水は、早くからゴスペルやソウルミュージックに魅せられ、自分でも曲作りを始めた早熟の天才。この日のコンサートでは、清水はオリジナル曲をオーケストラをバックに歌うほか、山下洋輔とのガーシュウィン《サマータイム》でのウルトラ・セッションはお聴き逃しなく。
主な演奏曲目
バーンスタイン |
《ウエスト・サイド・ストーリー》より
ソプラノ:鈴木慶江、テノール:錦織健
《シンフォニック・ダンス》 |
ガーシュウィン |
サマータイム 〜 《ポギーとべス》より
ヴォーカル:清水翔太 ピアノ:山下洋輔
《ラプソディ・イン・ニューヨーク》
ピアノ:山下洋輔 |
※やむを得ない都合により、曲目が変更になる場合があります。