映画「ゴッドファーザーPART3」で一躍世界中に知られることとなったイタリアの名門“パレルモ・マッシモ劇場”が、2007年6月、シチリアや南イタリアを舞台にしたオペラ3本の演目を携え、待望の初来日を果たします。
13世紀末のパレルモで実際に起きた事件を基にしたヴェルディ作曲「シチリア島の夕べの祈り」、シチリア東部の村が舞台となったマスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」、カラブリア地方の旅芝居一座の悲劇を歌ったレオンカヴァッロ作曲「道化師」を上演。長大な歴史絵巻「シチリア島の夕べの祈り」が東京で上演されるのは初めて、外来歌劇場による上演は日本初となります。また、「カヴァレリア・ルスティカーナ」「道化師」は、2007年4月にパレルモでプレミエ上演を迎える新演出バージョンが日本にいち早く紹介されます。
イタリアのラテン的性格が最も色濃く残る太陽の島シチリア。本場シチリアの大劇場がイタリアの情熱を歌い、オペラの底辺に流れるシチリアの複雑な文化的背景も浮き彫りにします。