奇才ジョン・ウォーターズ監督の映画「ヘアスプレー」(1988年)の大ヒットを受けて、この作品がブロードウェイでミュージカル化されたのが2002年。この舞台は「ヘアスプレー現象」と言われるほどのブームを巻き起こし、翌2003年の第57回トニー賞で13部門にノミネートされ、8部門を獲得しました。2003年のブロードウェイの話題を独占したのがこの「ヘアスプレー」だったのです。
開幕早々ブロードウェイで最もチケットが取りにくいミュージカルの一つとなった「ヘアスプレー」。なぜこれほどのビッグヒットとなったのか? |
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(c) 2006 Chris Bennion |

(c) 2006 Phil Martin |
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物語の舞台は1962年のボルチモア。
主人公のトレイシーは、ダンスとおしゃれとTVショー「The Corny Collins Show」が好きな、典型的なアメリカのティーン。時には悩み涙するが、彼女はいつも明るく前向き。誰もが親近感を抱き共感するそんなヒロインのキャラクターに加え、カラフルなプリントワンピースやサーキュラースカート、サドルシューズといった懐かしの60'sファッションや、ヘアスプレーで固めた髪型など全てがキュート! |

このミュージカルは再映画化されることが決定しており(2007年、全米で公開予定)、監督には「ウェディング・プランナー」「ウォーク・トゥ・リメンバー」のアダム・シャンクマンが、母親のエドナ役にはジョン・トラボルタ、そのほかミシェル・ファイファー、クイーン・ラティファ、ザック・エフロンなど人気・実力ともにある俳優ぞろいで、今からアメリカ映画界の話題の的になっています。