女王の態度に傷ついた王子は、寝室で一人酒に溺れる。そこへやって来た女王に、愛を求めてすがりつく王子。何度冷たく拒絶されても母へと向かってゆく王子の姿が痛々しい、絶望のデュエットが展開されるが、最後には突き放され、さらに哀しみの底へと沈む。