渋谷の名物コンサートとしてすっかり定着した「N響オーチャード定期」。6シーズン目に突入し、いよいよ第2段階へと進化を遂げる。9月シーズン開幕は、N響ファンにはお馴染み80歳の名匠ワルベルクが得意のドイツもので。日本を代表するフルート工藤重典とN響が誇るハープ早川りさこのフレッシュな組み合わせの「モーツァルト」。1月デュトワはサービス満点盛り沢山のプログラム、メインの「火の鳥」で名コンビの黄金サウンドを。新星バティアシュヴィリは得意の「シベリウス」で颯爽と。3月は待ってました、尾高忠明がシリーズ初登場、ギターの木村大はロンドン留学から帰国後初のコンサート。4月リクエストに応えて広上淳一が帰ってくる、「チャイ5」で久しぶりにパワー炸裂か。ドイツで大ブレイクのチェロ石坂団十郎が早くもお目見えする。そして、シーズンの最後を飾るのはフランス音楽の巨匠クリヴィヌ、待望の「フランク」。N響との相性もピッタリのピアノ、アンドレアス・ヘフリガーも期待大。
ますます好調、プログラムもより充実、「N響オーチャード定期」に是非一度お出かけ下さい。 |
第26回 2003年9月23日(火・祝)15:30開演 |
今年80歳を迎えたドイツの名指揮者ワルベルクが、気心の知れたN響とともに、まさに巨匠の至芸を披露する。モーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」では、日本が誇る世界的なフルート演奏者・工藤重典とN響の名手・早川りさことの共演が楽しみだ。
ハープが活躍するマーラーの「アダージェット」を含めて、ワルベルクがドイツ=オーケストラ音楽の真髄を堪能させてくれるに違いない。 |
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調〜アダージェット
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299(297C)
ブラームス:交響曲第4番ホ短調op.98
指揮:ハインツ・ワルベルク
フルート:工藤重典
ハープ:早川りさこ |
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指揮:ハインツ・ワルベルク |
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フルート:工藤重典 |
ハープ:早川りさこ |
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第27回 2004年1月28日(水)19:00開演 |
デュトワは、2003年6月で音楽監督のポストを離れるが、以後も、名誉音楽監督としてN響を指揮し、“デュトワ&N響”の名コンビはこれからも進化を続ける。デュトワが定評のあるフランス音楽からフォーレの「ペレアスとメリザンド」、そして、ストラヴィンスキーの組曲「火の鳥」で、極めつけの名演を披露することだろう。また、まだ20歳代前半ながら、巨匠指揮者たちと共演を重ね、国際的に評価の高い、グルジア出身の美貌のヴァイオリニスト、バティアシュヴィリのシベリウスにも期待が高まります。 |
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47
フォーレ:ペレアスとメリザンドop.80
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
指揮:シャルル・デュトワ
ヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ |
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指揮:シャルル・デュトワ |
ヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ |
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第28回 2004年3月11日(木)19:00開演 |
尾高忠明は、大学在学中からN響の指揮研究員となり、71年にN響デビューを果たし、以後も共演を重ねるなど、N響と深い絆で結ばれている。今回指揮するチャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」は、91年のN響定期演奏会でもメインに取り上げた尾高の得意なレパートリー。メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」とともに、鮮やかな音楽づくりを期待したい。また、若手の台頭が著しい日本ギター界から、村治佳織と並ぶ人気者の木村大が、留学中のイギリスから帰国し、名曲「アランフエスの協奏曲」を弾くのも楽しみだ。 |
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ロドリーゴ:アランフエスの協奏曲
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調「イタリア」op.90
指揮:尾高忠明
ギター:木村大 |
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指揮:尾高忠明 |
ギター:木村大 |
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ロンドン留学より帰国第一弾。
木村大が愛用のギターや、N響との共演への思いを語ります。
観客の皆様へのメッセージもこちらから。 |
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第29回 2004年4月29日(木・祝)15:30開演 |
今、一番聴いておくべき指揮者は広上淳一だろう。すべてのポストを離れて“充電生活”を送った後、現在、フリーとして活躍する広上の最近の充実ぶりには目を見張るものがある。特にN響とは素晴らしい相性を示している。2001年の「オーチャード定期」では絶妙なモーツァルトを披露。03年秋の定期演奏会に再登場し、04年の「オーチャード定期」ではドヴォルザークとチャイコフスキーの2大傑作を指揮する。広上の深い楽譜の読みと劇的な音楽づくりが、聴き慣れた名曲を新鮮に響かせることだろう。ドヴォルザークでは、有力コンクールに次々と入賞して国際的に注目されている、ドイツ生まれの石坂団十郎が日本のメジャー・デビューを果たす。 |
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調op.104
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調op.64
指揮:広上淳一
チェロ:石坂団十郎 |
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指揮:広上淳一 |
チェロ:石坂団十郎 |
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ドイツ生まれの逸材、石坂団十郎が日本メジャーデビューする今回のN響オーチャード定期。公演前に特別インタビューで、N響のイメージなどお話しいただきました。
とても柔らかいお人柄あふれるインタビューをご覧ください。
また、インタビューでは奥さまの瀬名(ぜな)さんに通訳をしていただきました。 |
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フランスの名指揮者クリヴィヌがフランクの交響曲を取り上げるのが聴きもの。フランクは、ベルギー生まれながら、パリ音楽院教授を務め、フランス音楽界の重鎮として活躍した。「交響曲ニ短調」は彼の代表作。クリヴィヌが、共感を伴った熱い演奏を聴かせてくれるだろう。シューマンのピアノ協奏曲では、気鋭のピアニスト、アンドレアス・ヘフリガーが登場。これまでにもモーツァルトやバルトークの協奏曲を日本の聴衆に披露してきたが、ドイツ・リートの巨匠、エルンスト・ヘフリガーの息子だけに、幼い頃から慣れ親しんできたシューマンの音楽では、他の追随を許さない深い表現を聴かせてくれることだろう。
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ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54
フランク:交響曲ニ短調
指揮:エマニュエル・クリヴィヌ
ピアノ:アンドレアス・ヘフリガー |
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指揮:エマニュエル・クリヴィヌ |
ピアノ:アンドレアス・ヘフリガー |
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※ やむをえず出演者、曲目等が変更になる場合があります。予めご了承ください。 |
会 場 |
:Bunkamuraオーチャードホール |
料 金 |
:S \7,500 A \ 6,000 B \4,500 (税込) |
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学生券(当日限定発売) |
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公演当日に残券がある場合のみ、開演1時間前から当日券売場で各席種半額にて発売。学生証をご提示ください。 |
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後半券(当日限定発売) |
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後半からお聴きになりたいというお客様に、公演当日に残券がある場合のみ、1部終了後から当日券売場で各席種半額にて発売。 |
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チケット取り扱い |
Bunkamuraチケットセンター |
03-3477-9999(10:00〜17:30) |
チケットぴあ |
0570-02-9990 |
CNプレイガイド |
03-5802-9990 |
ローソンチケット |
0570-000-403 |
e+ |
http://eee.eplus.co.jp/ |
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主 催 |
:Bunkamura 毎日新聞社 |
お問合せ |
:Bunkamura 03-3477-3244 |
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