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ソロモン・R.グッゲンハイム美術館は、真っ白なカタツムリのような円形の美術館として、マンハッタン5番街の高級住宅地88丁目と89丁目の間に、セントラル・パークの緑と対称をなして建っていて、数あるニューヨークの名建築のなかにあっても最も目立った存在である。この美術館のギャラリーは吹き抜けの6階から1階まで緩やかに螺旋状に下るようになっていて、一点一点の作品を鑑賞するのみならず、ギャラリー全体を見渡せる実にユニークな構造となっている。設計者は名建築家のフランク・ロイド・ライトだが、彼の設計になる旧帝国ホテルを持っていた日本のわたしたちにも、特に親しまれる美術館である。このようなユニークな設計が選ばれた背景には、創設者である鉱山王の大富豪ソロモン・R.グッゲンハイムの進取の精神があったからだが、実はこの美術館の創設と発展には二人の女性が重要な役割を果たしていた。その一人はグッゲンハイム家に信頼された助言者であり、初代の美術館長を務めることになったドイツ人女性ヒラ・リベイだが、彼女はドイツ出身の画家でもあったので、当時ドイツで活躍していたカンディンスキーやクレー、アルプといった芸術家達の作品を収集することとなり、「非対象美術」と彼女が呼んでいた抽象美術がこの美術館の根幹を形成することとなった。もう一人の女性はソロモンの姪にあたるペギー・グッゲンハイムである。彼女はヨーロッパに住んでいて、20世紀フランスの前衛芸術に関心を寄せていた。マティス、ピカソ、レジェ、ドローネー、モンドリアンなどの秀作の収集がすすめられた。ペギーはまた、ドイツのシュルレアリストであるマックス・エルンストと結婚していたので、エルンストをはじめとして、デ・キリコ、ミロ、ダリ、マグリット、タンギーなどの超現実主義作品が収集されたのである。ペギーはさらに、ニューヨークに彼女自身の画廊「今世紀の美術」を開設していて、アメリカの若い画家達を支援していた。その関係からポロック、ロスコ、マザウェル、リクテンスタイン、ラウシェンバーグ、ウォーホルといった20世紀後半のスター・アーティストの作品が揃ったのである。このようにグッゲンハイム美術館は20世紀の前衛的な作品を先見の明をもって収集した最先端の美術館であった。それらの作品が今や20世紀の美術を形づくることになったわけだが、さらにここに、ジャスティン・K.タンハウザーの個人コレクションが寄託されるに及んで、セザンヌ、ルノワール、ゴッホといった印象派の作品が加わることとなり、コレクションはいっそう充実したものとなった。ペギー・グッゲンハイムのコレクションは、ヴェネツィアの大運河に沿って建つ彼女のパラッツオに展示されているのであるが、今回はそこから、今年生誕100年を迎えるサルバドール・ダリの《風景の中で眠る女性》のような作品がやってくる。また大富豪ソロモンが私室に架けて安らぎをえていたボナールの最高傑作《庭に面した広いダイニング》も見ることが出来る。全79点の展示となる。
(Bunkamuraザ・ミュージアム プロデューサー 木島俊介) |
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【会 期】 |
2004年7月17日(土)〜10月24日(日) 開催期間中無休 |
【開館時間】 |
10時〜19時 毎週金・土曜日は21時まで
(入館は各閉館の30分前まで) |
【会 場】 |
Bunkamuraザ・ミュージアム |
【交通案内】 |
電車の場合
/お車の場合 |
【主 催】 |
ソロモン・R.グッゲンハイム財団、フジテレビジョン |
【後 援】 |
外務省、文化庁、アメリカ大使館、ニッポン放送、産経新聞社、サンケイリビング新聞社、扶桑社、(財)日本美術協会、(財)国際文化交換協会、TOKYO
FM、InterFM |
【協 力】 |
ANA、NCA、ヤマト グローバル フレイト、オクタゴン・ジャパン |
【特別協賛】 |
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【入館料】 |
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入館料(税込) |
一般 |
大学・高校生 |
中学・小学生 |
当 日 |
1,500円 |
1,100円 |
500円 |
前売・団体 |
1,400円 |
1,000円 |
400円 |
※団体は20名様以上。お申し込み先:Bunkamura TEL:03−3477−9252 |
※学生券をお求めの際は、学生証のご提示をお願い致します(小学生は除く)。
※身体障害者手帳の提示で割引料金あり。詳細は窓口でお問合せください。 |
Bunkamuraチケットセンター(〜7/16)、チケットぴあ、ローソンチケット、
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