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「平賀源内はちょっと早く生まれすぎた人でした。本草学者(博物学者)として国益を重んじていろんなものを発明し発見したのですが、時代に先んじていたので、彼の発明発見はみな「見世物」になってしまいました。そのせいでじ焦れにじ焦れてや自け棄じ死にしてしまった悲劇の人。その源内の一生を思い切って喜劇にしました。
蜷川幸雄さんの壮大で華麗で、そして深くて鋭い演出に、この素晴らしい俳優さんたちがどう答え、どう化けるか。いまからわくわく楽しみにしていますし、きっとお客様にも気に入っていただける舞台になると信じています。120%くらい信じています。」 |
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「ぼくは、井上さんの初期の作品が大好きです。いらだち暴れまくっている気がするんです。荒れ狂いながら美しく楽しい、そういう作品に仕上げたい。あとは、井上さんの戯曲に負けないようにぼくたちが一生懸命にやるだけです。
キャストは、一緒にやったことのある俳優さんが半分ぐらいです。上川さんをはじめ斬新なキャスティングが出来たと、自慢したい。ぼくはとても嬉しいです。どんな芝居になるか、ぼく自身がワクワクしています。」 |
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「役者として、いつか蜷川さんとお仕事をご一緒できればと思っていました。井上さんの作品にはとてつもないパワーを感じています。卑俗さといったものをてらいなく画かれて、そこからある種の人間の本質を浮き彫りにしている気がする。今回も平賀源内という歴史上の人間に卑俗さを纏わせた、楽しい試みです。蜷川さんがどのようなプランを胸に秘めていらっしゃるか、稽古場で何が起こるか、予測のつかなさも含めて、この作品を満喫したいと思っています。」 |
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「昔の戯曲には宝がいっぱい詰まっていると思うんですよ。それをもう一度掘り起こす作業はとてもいいことだと思います。とくに井上作品は名作だらけ。言葉がとてもおもしろくて、歌詞も聴いている人の中に素直に入ってくるので、それなら拙い僕の歌でも大丈夫かな、と(笑)。初演から40年、この作品が本当に40歳の大人に成長しているか、僕らがそれをきちんと表現することで、父親、母親である蜷川さんや井上さんに喜んでいただけたら嬉しいですね。」 |
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「いつか蜷川さんの舞台に出られたらと思っていたので、今回のお話はどんな役でも絶対やりたい!と(笑)。とにかく舞台の上でカッコいい女でいられたらと思いますね。井上さんの作品に対しても先入観なく入っていけたら。いつも仕事に取り組む時は楽しい事ばかり考えてしまって、現場で初めて「辛いこともいっぱいある!」と気づくんですが、私、怒られることには慣れているので大丈夫です(笑)。素敵な舞台になるよう、出演者のひとりとしてがんばります。」 |
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「蜷川さんの舞台は、その芸術性の高さと前向きなパワーに圧倒されます。色使いが印象深くて、作り手の感情が色になってすごく強い力で訴えてくるような気がします。今回はその中に入れるので光栄ですね。蜷川さんが何をやろうとしているのか楽しみでもあり、ブラックホールに吸い込まれるようで逃げ出したくもあり…というのは冗談です(笑)。僕自身も蜷川さんもお客さんも、今を生きてる。この舞台から“今”を体感して人生の宝にしていただきたいですね。」 |
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「蜷川さんの舞台が大好きで、いつも「出させて〜!!」って言ってたんです。やっと出られることになって嬉しい!火の中に飛び込むくらいの意気込みです(笑)。井上さんの作品はユーモアたっぷりで、脚本の世界を忠実に表現すれば、絶対にお客さんを満足させられる力がありますよね。私はもう、蜷川さんと井上さんに料理される材料のゴマみたいなもんで(笑)、どう料理してくださってもいい。精一杯楽しもう! という気持ちで挑みたいと思います。」 |
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