ウェス・アンダーソンすぎる風景展 in 渋谷 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている

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「AWA創設者」ワリー&アマンダ・コーヴァル夫妻来日オープニングイベントにモデルの市川紗椰さんが登壇!

2023.11.30 UP

展覧会開幕前日の11月24日、モデルとしてご活躍しながら、大の鉄道好きで旅好きとしても知られる市川紗椰さんをゲストにお迎えしたオープニングイベントを開催。AWA創設者のコーヴァル夫妻とトークセッションを行いました。


オープニングイベントに来場したコーヴァル夫妻は、多くの報道陣を前にして感激の表情。まずは夫のワリーさんが「日本に来たのは2019年に続いて今回が2回目なんですが、本当に日本が好きになりました。これはアマンダも賛同してくれると思うんですが、我々が住みたいなと思う都市が世界に3つあるんです。そのうちのひとつが日本になりました」と語ると、アマンダさんも「日本は本当に美しくて、写真映えする国。こうしたプロジェクトを行っている我々としては、こんなに嬉しいことはありません。ポップな色があったり、街中のどこを歩いても何か面白いものが見つかる。日本の知らないところがまだまだあるし、だから私たちはできる限り何度でも戻ってきたいと思います」とすっかり日本に魅了されている様子でした。




展覧会を一足先に堪能した市川さんは「本当に目が喜ぶ空間を皆さまと共有できることが嬉しいです。空間が素敵で、壁の色や色彩、それだけでも楽しい場所なんです」と展覧会をお楽しみいただけたご様子。旅行好きな市川さんは、「今回はブダペストとか東欧の写真が多いのがすごく楽しくて。ドイツなどの思い出がよみがえりましたね。私が最後にドイツに行ったときはモノレールに乗りたくて、一泊の弾丸で行ったんですけど、モノレールがちょうど故障して運休になって。ただとんぼ帰りしただけだったというのを思い出しました。あれから4 年くらい経つんですけど、また行きたいですね」と旅情を刺激されている様子でした。

そんなAWA を立ち上げたきっかけとは何か。その経緯についてワリーさんは「最初はこういうところを妻のアマンダと旅してみたいな、というところの写真を見つけて。それをアップするところから始めました。だからこんなに大きなコミュニティになるなんて思っていなかったので、これは本当にたまたまなんです。ただ1日1投稿、これだけは徹底していて、それを続けるうちにこういったコミュニティが形成されていったわけです」と明かしました。


イベント中には、市川さんがご自身のInstagramに投稿した「ウェス・アンダーソンすぎる写真」を披露していただきました。それは2台の電車がシンメトリーに向き合った電車の写真であり、「これは長野県で撮ったんですけど、電車が向かい合っていて。シンメトリーっぽいんですかね。(AWAを)知っていたら引きで撮っていました。それはちょっと反省ですね」と語った市川さんは、「次のコンテストがあったら提出しますね!」と夫妻に誓うひと幕も。それを聞いたワリーさんも「AWAに投稿される写真は9割くらいiPhone などで撮影されたもので。90%はプロではない方が撮影したものです。だから気軽に、どしどしご応募ください」と呼びかけました。


最後に「日本ではどこがいいスポットになりそうですか?」と英語で質問する市川さんに、ワリーさんは「AWAの魅力は、世界のどこにいても街角だったり、構造物、建造物、列車など、どこでも何かしらAWAの美意識に沿った写真を撮ることができるということ。たとえば東京でも、右を見ても、左を見ても、何かしらのアートになるんです」と返答。市川さんも「日常がアートになるというのがAWAの魅力なんですね」とAWAの視点の面白さをお話されました。