ターナーからミレイまで 儚く美しき英国水彩画の世界
英国マンチェスター大学ウィットワース美術館は、近代美術を中心とした作品を所蔵していますが、中でも4,500点以上の英国の水彩画と素描のコレクションは世界的に有名で、高い評価を得ています。
本展では、ターナーをはじめとする英国水彩画を代表する多くの画家たちの作品を展覧します。
さらにラファエル前派の画家であるロセッティ、ミレイ、ハントやバーン=ジョーンズら日本でもよく知られる人気の画家たちにも焦点をあてます。18世紀から19世紀の英国の巨匠たちの水彩画を中心とした約150点の作品により、繊細かつ緻密な彩色がほどこされた気品と優しさあふれる英国水彩画の全盛期をご紹介します。
<ここがポイント>
水彩画は英国の伝統と言われています。その層の厚さは多くの優れた才能を輩出し、それはターナーやラファエル前派の画家だけにとどまるものではありませんでした。水彩ならではの透明感ある色彩の世界をお楽しみください。
J.M.W.ターナー
《ルツェルン湖の月明かり、彼方にリギ山を望む》
1841年 水彩、グワッシュ・紙
マンチェスター大学ウィットワース美術館所蔵