ギャザリングではさまざまな職業の方にご登場いただいていますが、ぜひいつかご登場いただきたいと思いつつ、おなじ「絵」という分野だと展覧会の画家との相性が難しいかななどと思っていた「漫画家」の方にとうとうご登場いただけました。小田ひで次さんの作品は一見ワイエスの世界とは結びつかない感じだったのですが、緻密かつ丁寧に描きこまれた写実的な絵と深遠な物語世界がもたらす読後感が、ワイエスの描く作品世界と共通している感じがしました。寡作の作家として知られる小田さんですが、奇しくも12月、1月と作品の再発や刊行が続いているので、みなさまもぜひこの機会にご一読ください!
海老沢(Bunkamuraザ・ミュージアム)
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