Bunkamura

イベント情報

Museum Gathering  × シブヤ大学 授業『ようこそ!ナイトミュージアムへ』(2010年7月21日)

2010年月7月21日(水)にミュージアム・ギャザリング×シブヤ大学さんとのコラボ企画、『ようこそ!ナイトミュージアムへ』を開催しました。

ゲストの方をお招きしての通常のギャザリングとは一味違う番外編。
地域密着型の新しい教育のカタチを提供されているNPOシブヤ大学さんの"授業"として開催しました。
何と募集定員をはるかに超える応募をいただいたそうです。

今回の授業の目的は、"アートや展覧会に普段から慣れ親しんでいる人に限らず、さまざまな人たちがそれぞれの眼で、もっと自由に、もっとユニークな見方で、アート作品に触れ、新しい発見をしていく楽しさを学びます"というもの。まさにミュージアム・ギャザリングの趣旨とも一致します。

授業が始まるのは19時に閉館し、一般のお客様が帰られた後。まさにナイト・ミュージアムです。
最初に会場入り口のスクリーン前に集合、シブヤ大学の授業コーディネーターの佐藤隆俊(スクリーン手前)さんから、今回の企画意図やスケジュールの説明がありました。

参加された生徒さんたちは、年齢も職業もいろんな方たちでした。

ナビゲートするのはBunkamuraザ・ミュージアムのキュレーター廣川暁生さん。

生徒さんたちと一緒に会場を回りながら、ブリューゲルの作品を楽しみました。
ポイントとなる作品の前で廣川さんが時代背景や詳細を説明。
みなさん楽しみながらも時折メモを取るなど真剣な一面も。

展覧会場でのレクチャーが終了、次はドゥ マゴ パリに移動して、ディナータイムです。
テーブルを囲んでみんなで丸く輪になりました。

まずはドゥ マゴの方からお料理について説明いただきました。

期間限定メニュー『地鶏のカルボナード ドゥ マゴ風』です。

とりあえず乾杯から。コレがないと始まりません。

ディナーでは、佐藤さんが全体をナビゲートしてくださいました。

それぞれにニックネームをつけ、一人30秒の自己紹介。隣の人が時間を計ります。
佐藤さんのニックネームは"おやびん"。ブリューゲルはベルギーの作家だからと、ベルギービールの銘柄"ヒューガルデン"というニックネームをつけた方も(笑)。
みなさん初対面ですからこういう紹介や遊びが必要ですよね。

その後は、佐藤さんの楽しいお話や、ギャザリング・スタッフからの展示の苦労話があったり、それぞれ隣の人たちと交流したり、とってもリラックスした雰囲気の中、楽しい時間を過ごしました。

2時間のディナータイムもあっという間に終了。楽しい時間は短いです。
最後はギャザリングスタッフみんなでご挨拶。

参加してくださった方の中には、アートやブリューゲルに興味のある方ばかりで無く、"夜の美術館"という、ちょっと非日常的なキーワードに響いてくださった方もいらっしゃいました。
終了後のアンケートでも、大変楽しかったという感想をたくさんいただき、ホッと一安心。
世代や性別を超えて、アートで、美術館でつながっていろんなことを語り合うことの楽しさはもちろん、幅広い層の方々に美術館の楽しさを知っていただくために、ミュージアム・ギャザリングのようなプロジェクトが必要だということも肌で感じることが出来、ギャザリング・スタッフにとっても大変実りのある企画となりました。

参加いただいたみなさん、シブヤ大学の佐藤さん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

シブヤ大学HP http://www.shibuya-univ.net/