「私は彼の友人ではありません。彼のことをよく知る者はそんなに多く居ないのではないかと思います。
なぜかって・・・、彼は提供者だったからです。」
こんな序文から始まるこの絵画展は提供者であった「IKEHATA.A」がテーマとなっています。
そして彼の死が大きな影を落とします。
画家として生きていくことの意味を静かに見つめた9点の絵画(非売)を展示します。
またこの絵画展は現在YouTubeで公開中の映像作品「IKEHATA.Aの墓」と対をなす絵画展になっています。
(注)提供者とはカズオ・イシグロ著「わたしを離さないで」に登場する人々。小説中にIKEHATA.Aなる人物は登場しない。