羽石 知代  Tomoyo Haneishi

オペラの舞台芸術の勉強の為にローマに行き、現場を経験したことで、自らの創作意欲を自覚し作品を作り始めた羽石。モノトーンに着色した幾何学型をパターンとして半立体スクエアの木製オブジェを生み出している。この作品一点があることでその空間が中心を持つのは、オペラの舞台制作で得た俯瞰する視線ゆえだろうか。一見無機的な作品群は全て手塗で、近寄って見れば僅かのズレもある。その見えないくらいの隙間が彼女の作品の佇まいを決定しているかのようだ。

1979 栃木県宇都宮市生まれ 2003 筑波大学芸術専門学群構成専攻構成コース卒業
2005 イタリアRome University of Fine arts and Design(RUFA)にて舞台美術マスターコース修了後、数カ所の舞台美術工房にてオペラを始めとしたの舞台美術の企画、制作に携わる。
2006- 舞台美術と自らの作品を共存させた半立体作品の制作を開始,ローマをはじめミラノ,トリノなどイタリア国内で個展、グループ展にて作品を発表
現在イタリア在住、ヨーロッパ各地で展覧会活動

<主な展覧会>

2013 Atelier Z グループ展(パリ)
2010 ギリシア、アテネTIO ILAR国際アートフェア出品('14年まで毎年出品)
2007- 宇都宮東武百貨店、益子SIXギャラリー、悠日、ギャラリーシエール等での個展、グループ展、GALLERYエクリュの森でグループ展など日本国内で発表
他多数

<主な受賞>

2014 スルモーナ 国際コンテンポラリーアート、プレミオ スルモーナtarga d'argento受賞
2011 スルモーナ 国際コンテンポラリーアート、プレミオ スルモーナ 最高賞の総理大臣賞受賞(medaglia del presidente della repubblica italiana)