一瞬を捉えながら、動いて揺れているように見える筆致。写真を元に描くことで高松は、過去の時間と空間の揺り戻しを描いているかのようだ。何を描くかが決まれば一つの波に乗るように一気に描いている、とにかく絵を描いていたいと語る。隅々まで行き渡る柔和で清明な色が画面と作品のイメージを支え、未来を予感させている。

略歴

1984

香川県生まれ

2009

尾道市立大学 大学院美術研究科美術専攻 修了

2011～

倉敷芸術科学大学芸術学部 非常勤講師

個展

2011

「高松明日香展 イメージの擬態」高松市塩江美術館(香川県)

2012

「盲点の気配」高松天満屋5階アートギャラリー(香川県)

グループ展

2013

「ART NAGOYA 2013」ウェスティンナゴヤキャッスル(GALLERYエクリュの森出展)/愛知県

2013

「高松市美術館開館25周年記念 高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.03
DAYDREAMS/夢のゆくえ」高松市美術館
「第６回岡山県新進美術家育成『Ｉ氏賞』選考作品展」 岡山県天神山文化プラザ/岡山県