加藤萌 Moe Kato

驚くほど軽い作品に、繊細な作業の全行程が感じられる。古典的な漆工芸という技法に支えられながら、加藤は加藤の世界を歩んでいる。3Dコピー等、インスタントに立体を生み出すことができるようになった今、加藤のように気の遠くなるような作業を経た作品の価値や意味が今評価され始めている。150センチ大の対の作品「届くように繋がるように」はコンセプチュアルな作品とも言える。日本が育んできた独特の技法を、現代にそして未来に繋げていく役目を担っていることを感じる。

略歴

展示歴
受賞歴