康舜香 Kang Soonhyang

金属という普遍性を持つ素材で、ライター、シャンプー容器など工業的な作品を作り、同じく金属(銅)で作った植物を付加し、表面をエッチングで刻印し、その上で独自の素材の混合による白色を上塗りしている作品群。康はこの仕事で、無機的なモノを自分にひきよせるようにして手を加え、有機的な存在に変換している。康のジュエリーを身につけた人は、おそらくそれまでに経験したことの無い特別な繋がりを周囲の人や時間や場に、そして自分自身に見出すことだろう。

略歴

京都生まれ
転勤族。千葉県市川市にアトリエを構える
東京藝術大学大学院在学中にドイツにてコンテンポラリージュエリーをダニエルクルーガー氏に師事。
金属を主な表現素材として扱いながら、ジュエリーとアートの融合を目指し、オリジナルブランド「SUNI」を立ち上げる。
グレーゾーンやもののうつろい、女性としての視点を大事にしながらアート活動をつづけている。
2006年、サロンドプランタン賞受賞。展示会多数。