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2026.01.12 UP
『クワイエットルームにようこそ The Musical』初日前取材会を行いました
1月12日(月・祝)に開幕する「クワイエットルームにようこそ The Musical」の初日前取材会を、1月11日(日)THEATER MILANO-Zaにて行いました。
作・演出 松尾スズキと出演者7名が、初日に向けた意気込みなどを語りました。

作・演出:松尾スズキ
ミュージカル界のど真ん中にいる方たちと一緒に仕事をすること自体が初めてで、そこに僕の昔からの仲間が混じって同じ土俵でやることがとても新鮮ですし、皆プロだなあと日々感心していました。
「クワイエット~」は、自分の作品の中ではいちばんシンプルな内容で、歌や踊りで遊べる隙間や余韻のあるこの作品だからこそ、結果的にミュージカルに向いていたと思います。
実際、原作は女性の一人語りなのですが、その語りの間が、歌を入れる余白になったり、皆さんに当て書きをしているうちに原作にはなかったエピソードが生まれ、それを入れ込むこともできました。
なにより、楽曲はもちろん、皆の歌が素晴らしいので、毎日の稽古が本当に楽しかったです。
最初に宮川さんに楽曲をいただいたとき、セリフを歌に取り込んでいて、うねるように物語る仕上がりになっていたのでイメージがしやすかったのも、すごく力になりました。
今までにもミュージカルはやってきましたが、ついついはすに構えてしまうことが多く、その度、極端な話、「ミュージカルファンの方には観に来ないでほしい」ぐらいに思っていました。ですが今回は、ミュージカルファンの方も真っ直にお待ちしています(笑)。たくさんスターがいるので一度だけではなく二度、三度と、ぜひ観に来ていただけると嬉しいです
佐倉明日香役:咲妃みゆ
いよいよお客様にお届けできるという喜びと同時に、もうここまで来てしまったのかという気持ちが募っております。お稽古が始まって今日にいたるまで本当に濃厚で、演劇の楽しさをひしひしと感じる日々を過ごしていました。
数々の松尾さんの作品を一観客として拝見していて、私もそのセリフを発してみたい、松尾さんの作品に出演している俳優さんが羨ましいなと思っていました。自分が客席で感じた心がたぎる感覚を皆さんにも楽しんでいただきたいです。
これまでお稽古をしてきましたが、松尾さんがすごく楽しそうで、電池が切れそうになっても頑張ってくださっていると耳にしました(笑)。この作品の生みの親である松尾さんが楽しんでくださっていることが何よりも励みでしたし、松尾さんへの尊敬が毎日増す一方です。
この作品は松尾さんが手掛けられた大切な小説で、それが今回ミュージカルという形でより幅広くお客様にお楽しみいただける作品になっています。楽曲が本当に素晴らしくて、その一つ一つに松尾さんがお書きになった歌詞がありますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。どのキャラクターも今を懸命に生きていて、その様がお客様に届いた時にどのようなご感想をいだいていただけるかなと楽しみです。ぜひ劇場に何度も足を運んでいただけたら嬉しいです!
焼畑鉄雄役:松下優也
観てもらったら分かる通り個性の強いキャラクターに囲まれて稽古をやってきました。ここ数年はミュージカルを多くやらせてもらうようになったので、タイトルの「ミュージカル」の部分を担う…とまでいくとおこがましいので、「ミュ」ぐらいを担って「(役の)鉄雄のミュ」で頑張りたいと思います!
松尾さんの作品を観させてもらった時、始めから終わりまで笑いっぱなしで、それは今回の稽古でも変わらずでした。ミュージカルってシリアスな題材も多い中で、これだけ笑いの多い作品をやれることはすごく嬉しいですし、どれだけ自分の持っている力を注げるか勝負でした。稽古場でも、一旦やってみてという自由演技から始まったり、最近そういう稽古は少なかったので体当たり感が刺激的で、そこからどんどん演出がついて形になり、皆の演技を観ていても楽しいですし、自分自身も楽しんで演じています。
ミキ役:昆 夏美
松尾さんの台本の文字からディレクションを経て立体的になっていく稽古期間がとても楽しかったです。自分の役を追及するとともに、キャストの皆さんの素敵なお芝居を観て、爆笑をしていたらあっという間に初日を迎えていました。
松下さんも仰っていましたが、松尾さんがキャスト陣に自由にやらせてくれるところと、手綱を引っ張ってくれるところが稽古を重ねるにつれてどんどん緻密になっていき、それが内容の濃さになるのかなと思いました。
精神科病院の閉鎖病棟の中で行われている物語ですが、病気という個性を持った人たちがたくさんいて、一生懸命生きている人ばかりの作品だなと思います。お客様にも素敵なひと時を過ごしていただけたら嬉しいです。
久米順子/墨田役:皆川猿時
今年ほど純粋にお正月を楽しめなかったのは初めてです(笑)。休みは3日間だけでしたが、むしろ3日でちょうどよかったです。ミュージカルということで形から入ろうと、吸入器と電子キーボードと良いヘッドホンを買いました(笑)。よろしくお願いしまーす!
ナース山岸役:桜井玲香
リラックスして稽古に臨めて、今日までが本当にあっという間でした。笑えるところもたくさんあり、音楽も素晴らしい楽曲ばかりです。その中でも、ヒリヒリする体験や考えさせられる場面もたくさんある作品だなと感じてこの作品と向き合ってこられたので、早く観客の皆さまにもお届けしたいですし、いろんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
松尾さんは、これまでお芝居をされているところも拝見していましたし、松尾さんが出演された番組も観ていたので、純粋にお会いしたいなと思っていました。
松尾組常連の皆さんのお芝居もですし、松尾さんが見せてくださる仕草などが面白すぎて、どうしたらそんな風にできるんだろうと考える時間になりました。勉強させてもらえる機会になるなと思って飛び込みましたが、今まで感じたことのない新しい刺激をいただいていて素晴らしい学びの場になっています。
ナース江口役:りょう
皆さん個性豊かで笑いが絶えないキャラクターなのですが、私の役はすごく事務的な人なので、あまり笑っちゃいけないと絶えるのに必死で大変な思いをしています。
ちょこちょこ歌ったり踊る場面もあるのですが、ミュージカルと言われてしまうとちょっとハードルが…(笑)。
20年ほど前に映画でナース江口の役で出演させていただいて、また同じ役をいただけるというのは初めてのことでした。ミュージカルということで、何がどうなるのかわからない状況でお稽古を始めたのですが、江口の持っている軸はそのままに、映画よりも少し人間的な温かさやユーモアが入ったキャラクターになっています。
先ほども稽古をしていて、振りも間違えるし、今まで噛んでいなかったのに急に噛み始めるし…明日の開幕に向けて少し緊張しています(笑)。でも今までお稽古で学んだことを本番で出せるように頑張ります。
西野/社長役:秋山菜津子
非常に楽しく、笑いが絶えない稽古場でした。
ありがたいことに松尾さんの初ミュージカルからご一緒させていただいていて、そのあとも松尾さんが手がけるミュージカル作品のほとんどに出演してきたんですが、本当に松尾さんはミュージカルが好きな方なんだなと今回改めて思いました。
楽しく、ちょっと切なく、面白い作品だと思います。
東京公演は2026年2月1日(日)まで。その後、2月7日(土)~11日(水祝)は京都・ロームシアター京都 メインホール、2月22日(日)・23日(月祝)は岡山・岡山芸術創造劇場 ハレノワ 大劇場にて上演いたします。
ぜひ劇場へ足をお運びください。
写真:星野麻美
