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2017.12.26 UP

『欲望という名の電車』出演者コメントを公開!

“DISCOVER WORLD THEATRE”の第3弾として12月8日(金)から開幕したフィリップ・ブリーン演出『欲望という名の電車』。本作に出演する大竹しのぶ、北村一輝、鈴木杏、藤岡正明が、プレスコール及び囲み取材を行いました。

 

 

◆大竹しのぶさん【ブランチ・デュボア役】
お稽古は、毎日7~8時間やっていましたが、フィリップ(・ブリーン)さんとの夢のような稽古が終わってしまうのが悲しいと思えるほど、貴重な時間でした。ブランチという役は、15年前に蜷川(幸雄)さんの演出で演じましたが、演出家が変わるとまったく違う芝居になります。芝居というものの素晴らしさはわかっていたつもりでしたが、フィリップには芝居の豊かさなど、違う魅力を教えてもらいました。みんなで創り上げたこの舞台をぜひ劇場で体感して欲しいです。

 

◆北村一輝さん【スタンリー・コワルスキ―役】
舞台は2年ぶりになりますが、とてもいい環境で稽古をさせてもらいました。台本を読み込んだつもりでも、稽古を通じて、改めてこんなにおもしろかったんだ、と気づかされることがたくさんありました。翻訳劇ということもあり、ギリギリまで台詞を見直したりしていたので、これまでよりも緊張感がありますが、自分の中でお芝居の価値観が変わったほどの作品なので、ぜひたくさんの方に観て欲しいです。

 

◆鈴木杏さん【ステラ・コワルスキ―役】
稽古をすればするほど新しい発見がありました。まるで宝探しのようで、その時間が終わってしまうのはとてもさみしいです。大竹さんとは、14年ぶりの共演で、前回はヘレンケラー役だったので、台詞もなく、目を合わせることもできなかったのですが、そのどちらもできる今回は、楽しくもあり、嬉しくもあります。フィリップさんの演出する舞台は、日本では年に何回も観られるものではないので、ぜひこの機会に観ていただきたいです。

 

◆藤岡正明さん【ハロルド・ミッチェル役】
これほど素晴らしい演出家、これほど素晴らしい共演者がそろっていても、自分はまだ気づけていないことがいっぱいあるような気がして正直不安だらけでしたが、稽古期間はとても濃密な時間でした。稽古場はとても和気あいあいとしていて、カンパニー一同が楽しんでいます。

 

 

 

©細野晋司