
© Illuminations and New Adventures Limited MMXX / Photo by Johan Persson
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『マシュー・ボーン IN CINEMA/赤い靴』
「『赤い靴』のメインテーマは、愛VS芸術、そしてキャリアVS愛。」──マシュー・ボーン インタビューより
踊るために生まれてきたヴィクトリア・ペイジ(アシュリー・ショー)は、レルモントフ・バレエ団を率いる伝説的プロデューサー、レルモントフ(アダム・クーパー)に才能を見出され、バレエ団のスターとして活躍するようになる。時を同じくして入団した若き作曲家、ジュリアン(ドミニク・ノース)。若き 2 人の情熱と才能が買われ、アンデルセンの童話をもとにした新作『赤い靴』に、それぞれプリマドンナと作曲家、指揮者として抜擢される。舞台は大成功、やがて恋に落ちるヴィクトリアとジュリアンだったが、恋愛に溺れるものは、真の偉大な芸術家にはなれないと信じるレルモントフと衝突し、運命の歯車が狂い始めていく。
「マシュー・ボーン史上、最高傑作」──ザ・ステージ紙
古典作品を斬新な解釈で甦らせてきた英国バレエ界の鬼才、マシュー・ボーンが振付・演出を手掛けたバレエ『赤い靴』、2020年6月に予定されていた日本公演が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け惜しまれつつ中止となっていたが、今年2021年に映画として日本のスクリーンに初上陸する。マシュー・ボーンが10代の頃から愛し続けたクラシック映画の名作『赤い靴』(1984年/マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督)、そしてアンデルセンの童話をもとに発表された本舞台は、2016年のワールドプレミアで開幕前にソールドアウトを記録、見事ローレンス・オリヴィエ賞2冠に輝き、「マシュー・ボーン史上、最高傑作」と評され、イギリス、アメリカ中の観客を魅了した待望の話題作だ。
世界一のダンサーになることを夢見る少女ヴィクトリアの野望は、やがて彼女の才能と情熱に惹き寄せられた2人の男性を巻き込み、争いの火種となっていく。ヴィクトリアと彼女を導くレルモントフのモデルとなったのは、伝説の天才ダンサー・ニジンスキーと、バレエ・リュスの創始者ディアギレフといわれている。愛に生きるか、ダンサーとしての成功か、究極の選択を前に引き裂かれるヴィクトリアが苦悩の末に辿り着く先とは。巨匠バーナード・ハーマンの名曲に乗せて、愛と芸術をめぐる不朽の名作が鮮やかに甦る。