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上映作品情報 | ル・シネマ

コメディ・フランセーズ in シネマ/シラノ・ド・ベルジュラック

Comedie-Francaise in Cinema: Cyrano de Bergerac

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4/2(金)より限定上映予定
◆4/15(木)までの上映

©Christophe Raynaud de Lage © Pathé Live

※状況によって上映スケジュール、営業状況等は変更となる可能性もございます。また、政府および全国興行生活衛生同業組合連合会の最新のガイドラインにより、運用に変更が出る場合がございます。最新の情報は当ホームページで随時ご案内いたしますので、ご来場の際には事前のご確認を重ねてお願い申し上げます。

 

 

『コメディ・フランセーズ in シネマ/シラノ・ド・ベルジュラック』

コメディ・フランセーズへようこそ!

2007年に権威あるモリエール賞で演出・美術・衣装など主要6部門受賞に輝き、パリ現地で大人気を博した、名優ドゥニ・ポダリデス演出版の『シラノ・ド・ベルジュラック』。今回上映するのは、コメディ・フランセーズでの2017年の再演を収録したもの。ラクロワの衣装や斬新な舞台装置で彩られたフランス最高峰の舞台を映画館のスクリーンで観劇する贅沢な体験。冒頭や幕間には演出家・主演男女優・舞台美術担当・小道具責任者のインタビューも充実。又、客席や楽屋、倉庫の様子も垣間見え、太陽王ルイ14世の命により1680年に設立された歴史あるフランス演劇の殿堂に足を踏み入れたような気分を堪能できる。

◆初演から120余年。本場の舞台で古典に触れる

1897年の初演以来、今日に至るまで世界各国で繰り返し上演され、映画化も多数。ハリウッドでは本戯曲を下敷きにしたロマンティック・コメディ『愛しのロクサーヌ』(1987)が生まれ、 当時フランス映画史上最高の製作費を費やした名優ジェラール・ドパルデュー主演の『シラノ・ド・ベルジュラック』(1990)はちょうど30年前の1991年4月にル・シネマで日本封切上映し大ヒットを記録。昨2020年はジェームズ・マカヴォイ主演の英国ナショナル・シアター版やケヴィン・クライン主演の米ブロードウェイ版が相次いで映画館上映され、本戯曲の誕生秘話を描く映画『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』も日本公開、いずれも好評を博した。

馴染み深い演目のようでいて、フランス演劇の本場コメディ・フランセーズ版の“シラノ”は未体験の方も多いのでは。シラノが自身の大鼻を様々な言葉で表現する長台詞が圧巻の第1幕に始まり、『ロミオとジュリエット』に比肩するバルコニー越しの愛の告白が有名な第3幕、普遍的で深遠な名台詞が詰まった第5幕(最終幕)と、見どころ満載。初演から120年以上を経て今なお愛される不朽の名作を、是非この機会にル・シネマのスクリーンで!

 

  • ル・シネマコラム

    日本公開に寄せて---秦早穂子(エッセイスト・映画評論家・翻訳家)

     「この韻文の戯曲をシラノの魂に捧げたいと願っていた。しかし、彼の魂は、コクラン、君のなかに受け継がれていて、だから、僕は君に捧げよう」。
     シラノ・ド・ベルジュラックの原作者エドモン・ロスタン(1868-1918)がコメディ・フランセーズ座出身の俳優、ブノワ=コンスタン・コクラン(1841-1909)に贈った言葉だ。初演は1897年、コクランが支配人でもあったパリのポルト・サン=マルタン劇場。黄金の声と言われた名女優サラ・ベルナールの口利きで、ロスタン、ようやく掴んだチャンスは、不朽の名作となった。
     シラノ・ド・ベルジュラック(1619-55)は17世紀に実在していた人物。哲学者、詩人、剣客、音楽家でもあり、何より毒舌家で喧嘩好き。月旅行を夢見る進歩的男だった。芝居は彼をモデルに、美青年だが頭の弱いクリスチャンの恋の相手は、シラノがひそかに思いを寄せる従妹のロクサーヌという仕立て。大きな鼻がコンプレックスのシラノは、クリスチャンのために恋文を代筆する羽目に。当時の歴史的背景や、実在の貴族たちを登場させ、風刺、チャンバラ、次第に悲劇へと。
     国立コメディ・フランセーズの幹部俳優・演出家のドゥニ・ポダリデスは、ミシェル・ヴュイエルモーズを主役に、ナマの舞台を映画館で同時上映する企画をたて、演劇と映像、古典と現代、その空間に夢と普遍性を探したい。舞台装置:エリック・ルフ、衣装:クリスチャン・ラクロワ、カメラ:ドミニク・ティエル。彼らは歴史を尊重しつつ、21世紀の風を吹き込む。優れた香水が新しい匂いを少しづつ調合することで、伝統の香を維持しているように。
     影の存在を自嘲しながら、思いの丈を他者に託す複雑な喜び。清貧に甘んじ、清冽な魂と反骨精神を帽子の羽飾りに託し死んでいく男は、壁ドンのイケメンとは違う。
     1947年、冬。極東国際裁判の半ば過ぎ。日本は、まだ深い傷を負っていた。文学座は毎日ホールで、フランス演劇の夕べを企画。モリエールからコクトーまで、代表作のさわりを俳優が演じた。シラノは三津田健。
     辰野隆(ゆたか)先生と鈴木信太郎先生が毎回、前座として解説された。江戸弁の辰野先生と静かな口調の鈴木先生の絶妙なコンビ。大人の中に紛れ込んで、十代の私はただ記憶しようとした。パリ1区コメディ・フランセーズの赤い緞帳と赤い桟敷を見るのは、それから10年後。おふたりの共訳シラノの最後の台詞、俺の羽根飾り―パナーシュ―に、ルビが振ってあって、こころいきとなっている。フランス語は分からずとも、言葉の美しさ、大切さは感じられる。魂が籠った言葉は生きている。

    ©Christophe Raynaud de Lage

エドモン・ロスタン
演出
ドゥニ・ポダリデス
撮影
ドミニク・ティエル
美術
エリック・ルフ
衣装
クリスチャン・ラクロワ
キャスト
ミシェル・ヴュイエルモーズ(シラノ・ド・ベルジュラック)、フランソワーズ・ジラール(ロクサーヌ)、ロイック・コルベリー(クリスチャン)
作品情報
上映時間:3時間10分(休憩1回) 上演日:2017年7月4日 言語:フランス語・日本語字幕付 字幕翻訳:手束紀子
製作
コメディ・フランセーズ
協力
アンスティチュ・フランセ日本
配給
dbi inc.

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上映スケジュール

<混雑状況の目安>

(2021年4月13日 現在)

平日&土日

10:20

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

※状況によって上映スケジュール、営業状況等は変更となる可能性もございます。
最新の情報は当ホームページで随時ご案内いたしますので、ご来場の際には事前のご確認を重ねてお願い申し上げます。

『コメディ・フランセーズ in シネマ/シラノ・ド・ベルジュラック』
◆4/15(木)までの上映
[~4/15(木)]
連日…10:20~(終)13:35
※予告5分
料金:3,000円(税込) 学生料金2,500円(税込)
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◎現在上映3日前の先売り販売・引換・全席販売を再開しております。
※当面の間、窓口営業時間は10:00~最終回受付終了時までといたします。なお、プログラムや物販は最終回上映終了時もご購入いただけます。

概要

料金:3,000円(税込) 学生料金2,500円(税込)

※特別興行につき各種割引はございません。

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