私のBunkamura文学賞

推薦書籍

No.72

『どきどきしてる』
たけがみたえ 偕成社

こどもの本のみせ ともだち 及川智子

『どきどきしてる』の書影
『どきどきしてる』たけがみたえ 偕成社

うれしくてどきどき。
心配でどきどき。
こわくてどきどき。
大好きでどきどき。

どきどきっていっぱいある。

にわとりは朝一番大きな声を出してどきどきしてる。
海は沈む夕日にどきどきするんだね。
しろくまはさみしくてどきどきするの?

虫も動物も鳥も魚も木も花も山も、みんなみんなどきどきしてる。
みんなのたくさんのどきどきに私は圧倒される。すべてのものが愛おしくなる。

女の子は夜、布団の中でどきどきしてる。
あしたはなにをしようかなってどきどきしてる。

女の子のどきどきが私のどきどきになる。真剣に遊んでいたこどもの頃の記憶がよみがえる。

どきどきしてるって生きてるってこと。
生きるってどきどきすることだ。

私はこの絵本を読んでちょっと久しぶりにどきどきしてる。
今日は何をしようかな。

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