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ホーム > レストラン&ショップ > ブックショップ ナディッフモダン >網代幸介 exhibition「神さまたち」  7/11(土)~8/30(日)

ブックショップ ナディッフモダン

網代幸介 exhibition「神さまたち」 
7/11(土)~8/30(日)

空想から生まれた物語や実際に見た夢、いつの時代なのか分からない人、動物、架空の生物など愛おしくも個性豊かな想像上の歴史物たち・・・
幻想とリアリティの間を表現した怪しくも魅力的な独特の世界。
ナディッフモダンでは、幻想的な世界観を持ち、個展ごとに独自の物語を主題とした作品を発表する画家の網代幸介の世界をご紹介いたします。
平面、立体、アニメーションなど様々な方法で物語のある作品を作り続けている作家の空想世界を、ぜひこの機会にご覧くださいませ。


 

ゆるやかな砂丘を下っていくと、石が無造作に積まれた小屋がぽつんとあった。みやげ屋だった。軒先に敷かれた絨毯の上には奇妙な形をしたオブジェや皿などが雑然と並べられていた。中でも興味を惹かれたのは、動物が幾重にも重なってできた「ロロ」とよばれる神さまのオブジェだった。私がそれに興味をもったことが嬉しかったのか、店主はにんまり語り始めた。この地にはかつて2つの王国があった。1つはホラと呼ばれた国で、トトという王さまが支配していた。トトは17の若さで内乱を治め、やがて王の座についたが、平定してからは政はいっさい側近にまかせっきりで酒や女に溺れる日々を送った。王国はみるみる衰退していったが、トトはそれでも神さまの助言を聞こうとはせず、逆らう者はみな磔にした。怒ったロロは、天から嵐のような息を昼夜休むことなく王国に吹きつづけた。それから地には草一本生えなくなり、王国は砂漠の海に沈んでしまった。オブジェや皿はこの辺りの砂から出土されたものらしい。 ―網代幸介

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【会 期】7/11(土)~8/30(日)
【会 場】ブックショップ ナディッフモダン 2F

 

●Profile

 

 

 

 

 

網代幸介
1980年生まれ。東京在住の画家。
これまで国内外の展示で作品を発表。古代文明、中世ヨーロッパ時代に描かれた遺物や神話、寓話などから影響を受け、想像上の歴史物を制作。経年劣化による物の存在感、朽ち果てていく儚さを作品の中に投影させ幻想とリアリティの間を表現。

 

【お問い合わせ】
ブックショップ ナディッフモダン
TEL:03-3477-9134