劇場やシアターで文化芸術を気軽に楽しむための入門知識
開催する主なジャンルクラシック/バレエ/オペラ/コンサート
クラシックコンサートにはオーケストラやピアノなどいくつか演奏の種類があります。オーケストラは楽器が多くて音色も多彩で楽しみやすいですし、自分が習ったことのある楽器や聞いたことのある楽曲が演奏される公演から入ると馴染みやすいでしょう。バレエやオペラも、有名な劇中曲がドラマや映画、CMなどで流れていることも多いので、そうした知っている曲が含まれた演目だと初めてでも鑑賞しやすいはず。また、バレエやオペラにはストーリーもあるので、事前にストーリーを調べて内容が分かりやすそうな演目を選ぶと、歌や踊り、演奏をよりじっくり堪能しやすいでしょう。
公演内容やご覧になりたい目的によって良い席の定義は変わってきます。演奏者やダンサーとの距離が近い1階前方の席や、舞台全体を見渡しやすい1階後方、音がより豊かに響く2~3階席など、それぞれの席の特徴があるので、何度か通って自分好みの席を探してみてください。オペラはステージの両脇で台詞やアリアの字幕が表示される公演も多いので、座席からの字幕の見やすさも考慮するとよいでしょう。座席からどのようにステージが見えるかは、オーチャードホールの座席表ページで写真を公開しているので参考になさってください。(PCのみ)
公演の演奏曲を事前に聴いておくと、曲の展開が分かるので飽きにくく、曲のテンポや強弱といった演奏家独自のこだわりも楽しみやすくなります。オペラはステージ上の字幕を読めばストーリーを把握できますが、なるべく字幕を追わず歌や音楽に集中したい場合は、事前にあらすじを簡単に確認しておくことをオススメします。
また、会場へのアクセス・経路・所要時間なども事前に調べておくと、当日に心の余裕を持って鑑賞に臨みやすくなるでしょう。
公演全般において最も気を付けることは、演奏中に音を立てないことです。会話はもちろん、咳もできるだけ楽章の合間まで控えましょう。カバンや袋を開けたり、コンサートのパンフレットをめくる音も、自分が思っている以上に周りのお客様には聴こえてしまうもの。同じ理由から演奏中の途中入場ができない場合があるので、開演時間に間に合うよう余裕を持ってお越しください。演奏に感動して拍手したくなったら、余韻を消さないよう演奏が終了して一呼吸おいてからにした方がよいかもしれません。あと、意外と盲点なのが鑑賞時の姿勢。前のめりに座ると後方のお客様の視界をさえぎることになるので、座席の背もたれに背中を付けた状態で座りましょう。なお、客席内での飲食、撮影・録音・録画は禁止。携帯電話・アラーム付き時計など、音の出る電子機器の電源はお切りください。接触確認アプリをインストールされている場合は、上演中はマナーモード、または機内モードにし、音や振動が鳴らないよう設定ください。補聴器をお使いの方は、開演前に正しく装着されていることをご確認いただけるとよいでしょう。
他にも分からないことや鑑賞中に困ったことがあれば、案内スタッフへ気軽にご相談ください。
オーチャードホールで上演される一般的なコンサート、バレエ、オペラでは気構えずラフすぎない清潔な服装であれば問題ありません。場の雰囲気を楽しむオシャレをしていただいても、もちろん大丈夫です。なお、周囲の方への配慮のため、帽子は開演中には脱いで、香りの強すぎる香水は避けた方がよいでしょう。
公演当日に最低限必要なものはチケットですが、会場内の空調の寒暖の感じ方には個人差があるので、ショールやカーディガンなど軽く羽織って体温調整を行えるアイテムや、咳やくしゃみが出てしまう時に口元を押さえられるハンカチもあると便利。他にも、ステージの様子を間近に感じることができるオペラグラス、公演前後に購入したグッズを入れるエコバッグなど必要に応じて持参しましょう。
チケットはオンラインチケットMY Bunkamuraをはじめ、Bunkamuraチケットカウンター・東急シアターオーブチケットカウンターまたは各プレイガイドでのご購入、電話でのご予約が可能です。チケット販売方法は公演によって異なるので、詳しくは主催者のホームページをご覧ください。Bunkamuraでのチケット購入に関してはBunkamuraチケットガイドでご確認ください。公演によっては学生向けのシートや料金を用意しているものもございますので、こちらも公演のホームページでご確認ください。
開催する主なジャンル演劇/歌舞伎/ダンス/ミュージカル
知っている劇団、好きな俳優が出ている公演から入ると親しみやすいでしょう。目の前の迫力ある演技に、いつしか舞台に引き込まれてしまいます。また、読んだことのある戯曲や物語を題材にした演目も馴染みやすいでしょう。同じ演目でも演出家や出演者が変われば全く違う作品になるので、見比べてみるのも一興です。
シアターコクーンは舞台から1階最後列の客席までが約24mで、客席の左右は三層のサイドバルコニー席。中規模劇場としてはとてもコンパクトな空間で、舞台と客席との一体感をより味わえます。そうした特徴を踏まえた上で、舞台上の俳優を間近で見たいか、あるいは舞台全体を俯瞰で見たいかなどによって座席を選ぶとよいでしょう。シアターコクーン客席内の模様を360度パノラマビューでご覧いただけますので参考になさってください。
事前にホームページなどで演目の簡単なあらすじやテーマだけでも読んでおくと、ストーリーの理解に意識を取られず舞台に集中しやすくなります。
演劇の場合、元になる戯曲や物語があれば事前に読んでおくとストーリーが頭に入りやすいですし、「今回の舞台ではこんな解釈で表現しているのか」といった発見も楽しめます。
歌舞伎の場合、江戸時代の人々の価値観・生活観や金銭価値の目安(ちなみに1両は江戸初期で約10万円前後)などを知っておくと、人物の心情や世界観がより分かりやすくなるでしょう。
また、会場へのアクセス・経路・所要時間なども事前に調べておくと、当日に心の余裕を持って鑑賞に臨みやすくなるでしょう。
公演全般において、観劇中に会話や音を立てることはお控えください。歌舞伎では舞台を盛り上げるために観客が放つ掛け声や拍手は、タイミングを間違えるとかえって芝居の妨げになるので、掛け声は慣れている方に任せ、拍手も周りのタイミングに合わせるとよいでしょう。なお、客席内での飲食、撮影・録音・録画は禁止。携帯電話・アラーム付き時計など、音の出る電子機器の電源はお切りください。接触確認アプリをインストールされている場合は、上演中はマナーモード、または機内モードにし、音や振動が鳴らないよう設定ください。あと、意識したいのが鑑賞時の姿勢。正面席は前のめりに座ると後方のお客様の視線をさえぎることになるので、座席の背もたれに背中を付けた状態でお座りください。バルコニー席は、身を乗り出してご鑑賞いただく席になりますが、その際も周囲の方への配慮をお忘れなく。
他にも分からないことや鑑賞中に困ったことがあれば、案内スタッフへ気軽にご相談ください。
シアターコクーンでは決まったドレスコードはありません。長時間座っても疲れないよう普段から着慣れたカジュアルな服装で大丈夫です。コクーン歌舞伎の際に、日本の伝統芸能を装いからも楽しめるよう着物で鑑賞し、非日常を満喫するのも一興でしょう。なお、周囲の方への配慮のため、帽子は開演中には脱いで、香りの強すぎる香水は避けた方がよいでしょう。
公演当日に最低限必要なものはチケットですが、会場内の空調の寒暖の感じ方には個人差があるので、ショールやカーディガンなど軽く羽織って体温調整を行えるアイテムや、咳やくしゃみが出てしまう時に口元を押さえられるハンカチもあると便利。他にも、俳優の表情や仕草まで細かく観察できるオペラグラス、公演前後に購入したグッズを入れるエコバッグなど必要に応じて持参しましょう。
チケットはオンラインチケットMY Bunkamuraをはじめ、Bunkamuraチケットカウンター・東急シアターオーブチケットカウンターまたは各プレイガイドでのご購入、電話でのご予約が可能です。チケット販売方法は公演によって異なるので、詳しくは主催者のホームページをご覧ください。Bunkamuraでのチケット購入に関してはBunkamuraチケットガイドでご確認ください。公演によっては学生向けのシートや料金を用意しているものもございますので、公演のホームページでご確認ください。
開催する主なジャンル展覧会
展示作品や作家についての予習は必ずしも必須ではありません。ちょっと気になる作品が展示されている展覧会に足を運べば、そこがアートの入り口となって更なる魅力に触れるチャンスが広がるでしょう。展覧会では多くの場合、テーマや年代ごとに順路が設定されていますが、鑑賞する作品の順番は自由。人だかりができている作品はひとまず飛ばして後で戻って観たり、気に入った作品をじっくり観ても大丈夫です。また、展示室の出口付近に設けられた物販コーナーでは、展示している作品を収録した図録やオリジナルグッズなどが、また、その奥のミュージアムショップでは、関連書籍などが販売されています。購入して帰れば、鑑賞の思い出になるでしょう。
また、会場内に化粧室はございません。美術館入口の看板の裏手にある化粧室をご利用ください。
展覧会での基本的かつ最低限の鑑賞マナーは、作品や展示ケースに触れないことです。場合によっては足元の線やロープで「これ以上近づかないでください」と示されています。作品とは一定の距離を保って鑑賞しましょう。会場内でのアメ、ガムを含むご飲食、撮影・録音・録画は原則禁止です。他の鑑賞者の集中を妨げないよう、音の鳴る電子機器は、音や振動が鳴らないように入館前に設定し、通話およびメールの使用はお控えください。お連れ様と作品の感想を共有したい場合は小声で話し、展示作品の説明内容や感想をメモする時は、作品や周りの方の服を汚さないためにも鉛筆を使用しましょう。また、展覧会にはご年配の方やお子様を問わずいろいろな方が来場するので、自分だけでなく周りの方も快適に鑑賞できるようご配慮ください。
会場内は基本的にとても静かな場所なので、歩く時に大きな音が鳴るようなアクセサリーやキーホルダーなどの装飾品は他の鑑賞者の妨げになるので控えた方が良いでしょう。また、つばのある帽子や大きな荷物も、周りの方の視界をさえぎったり作品に触れて傷つけるおそれがあります。荷物や上着(特に冬場のコートやダウンジャケット)は会場内のコインロッカー(無料)に預けていただいた方が身軽になって疲れにくく、鑑賞に専念しやすいのでオススメです。また、会場内は長い傘のお持ち込みが出来ませんので、入口手前の傘立てにお預けください。
会場内の空調の寒暖の感じ方には個人差があるので、ショールなど軽く羽織って体温調整を行えるアイテムがあると便利。また、離れた場所からでも美術作品の細部まで鑑賞できる単眼鏡やオペラグラス、ミュージアムショップで購入した展覧会関連書籍やグッズを入れるエコバッグなども必要に応じて持参しましょう。
チケットは当日窓口でも購入できますが、前売券を購入しておくと入場がスムーズです。前売券はオンラインチケットMY Bunkamuraをはじめ、Bunkamuraチケットカウンター、ザ・ミュージアムチケットセンターほか各プレイガイドにて購入することも可能。なお、MY Bunkamuraで購入した場合、当日券が100円引きに、引取方法として便利なQRコード付きチケットを選択できます。なお、学生割引等の各種割引でチケットを購入する際は、購入時、あるいは鑑賞当日に身分証明書の提示等が必要な場合がございます。必ず事前にご確認の上、ご準備ください。
上映する主なジャンル映画
好きな監督や俳優、気になるテーマの作品から選ぶと入りやすいでしょう。または逆に、今まで見たことのないジャンルの作品を観てみると、意外と好きになって新しい発見を得られるかもしれません。気に入った作品は、2度3度観ることで、見逃していたところに気がついたり、映画をより深く噛み締めることができるでしょう。
ル・シネマでは、フランスをはじめ、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど世界各国の芸術性の高い作品を上映、こだわりを持った独自の作品選定をしています。展覧会や公演と連動した特別上映なども行っているので、映画の後に展覧会で作品を観たり、展覧会の後に映画で作家の半生に触れたり、複合文化施設ならではの楽しみ方もできます。
上映中の写真撮影・録音・録画は法律で禁止されています。それ以外にも、他のお客様の鑑賞を妨げないよう音の鳴る電子機器は、音や振動が鳴らないように上映前に設定しておき、上映中のおしゃべりや前の席を蹴るなどの行為も控えましょう。飲食や途中入場などは劇場によってルールが異なる場合がありますが、ル・シネマではドリンク以外の客席での食事や上映開始後の入場はご遠慮いただいています。
映画に感動して泣いた時のためにハンカチとティッシュは必須。空調の寒暖の感じ方には個人差があるので、ショールなど軽く羽織って体温調整できるアイテムもあると便利でしょう。
チケットは当日窓口でも購入できますが、オンラインチケットMY Bunkamuraで購入しておくと希望の座席が選びやすいです。
毎週火曜日は男女問わずお安くなるサービスデー、さらに毎週木曜日はオンライン購入でお得なMY Bunkamuraサービスデーも。
特別鑑賞券(前売券)はル・シネマカウンターまたはBunkamuraチケットカウンターほか各プレイガイドで公開日前日まで販売しています(日時・座席指定券との引き換えが必要)。
先売りチケットは、ル・シネマカウンターとオンラインチケットMY Bunkamuraで鑑賞日の3日前から購入することが可能です。MY Bunkamuraで購入した場合、発券不要のQRコード付きチケットで入場もスムーズに。なお、学生割引等の各種割引でチケットを購入する際は、購入時、あるいは鑑賞当日に身分証明書の提示等が必要な場合がございます。必ず事前にご確認の上、ご準備ください。
開催する主なジャンルミュージカル/ミュージカルコンサート
歌あり踊りありのミュージカルは、予備知識や理屈にとらわれず誰もが気軽に楽しめるエンタテインメント。コメディ、シリアス、ラブストーリーなどジャンルは多彩ですが、初めて鑑賞する場合は、有名な映画や本を原作にした作品、あるいは聴いたことのある曲が含まれた作品から入るとより馴染みやすいはず。海外作品から選ぶ場合は、トニー賞など著名な賞の受賞歴も参考にするといいでしょう。
ミュージカルコンサートは、馴染みのある音楽と歌を集中して味わえるので、楽曲の魅力を最大限楽しむことが出来ます。
出演者との距離が近い1階前方の席や、舞台全体の動きやダンスのフォーメーションなどを見渡しやすい1階後方、2~3階席など、それぞれの場所で特徴があります。オンラインチケットMY Bunkamuraでは、座席位置を選択してご購入いただけますので、お好みの席をお選びください。初めての方はステージ全体を見渡せるお席がオススメです。
ミュージカルは予備知識がなくてもお楽しみいただけます。楽曲がCDや音楽配信サービスで提供されている場合は、事前に聞いておくことで楽しさも倍増。あらすじを簡単に確認しておくとより物語の世界に入り込めるでしょう。海外招聘作品はステージ上に字幕が表示されるので、外国語が分からなくても大丈夫です。
また、会場へのアクセス・経路・所要時間なども事前に調べておくと、当日に心の余裕を持って鑑賞に臨みやすくなるでしょう。
他のお客様の鑑賞の妨げにならないよう、おしゃべりなど上演中に音を出す行為はお控えください。なお、客席内での飲食、撮影・録音・録画は禁止。携帯電話・アラーム付き時計など、音の出る電子機器の電源はお切りください。接触確認アプリをインストールされている場合は、上演中はマナーモード、または機内モードの設定にし、音や振動が鳴らないよう設定ください。また、前のめりに座ると後方のお客様の視界をさえぎることになるので、座席の背もたれに背中を付けた状態で座りましょう。
長時間座っても疲れないよう普段から着慣れたカジュアルな服装で大丈夫です。もちろん、観劇という特別な日を楽しむためオシャレにドレスアップするのもOK。なお、周囲の方への配慮のため、帽子は開演中には脱いで、香りの強すぎる香水は避けた方がよいでしょう。
公演当日に最低限必要なものはチケットですが、空調が気になる方は簡単に羽織れるものがあると便利です。他にも、ステージの様子を間近に感じることができるオペラグラス、公演前後に購入したプログラムやグッズを入れるエコバッグなど必要に応じて持参しましょう。
チケットはオンラインチケットMY Bunkamuraをはじめ、東急シアターオーブチケットカウンター・Bunkamuraチケットカウンターまたは各プレイガイドでの直接購入、電話でのご予約が可能です。チケット販売方法は公演によって異なるので、詳しくは主催者のホームページをご覧ください。Bunkamuraでのチケット購入に関してはBunkamuraチケットガイドでご確認ください。
開催する主なジャンル能楽(能、狂言)
能の演目は250番ほどあり、神様が優雅に舞う神話の世界や、亡霊となった武士がこの世に現れる話など様々なジャンルがあります。穏やかなものや動きの激しいものなど、自分が好きなテイストのジャンルを選ぶと能の世界にスッと入り込みやすくなるはず。また、昔から語り継がれている有名な伝説や歴史上の人物をテーマにした演目だと、より内容も分かりやすいでしょう。
能と一緒に上演されることの多い狂言は、中世の庶民の日常生活を明るく描き出すせりふ劇です。260番ほどある演目は、笑いを中心としたものが多く、登場人物も人間だけでなく、キノコや動物などが出て来るなど、見た目にもわかりやすく初心者でも楽しめる演目が多いでしょう。
能楽堂の座席には、舞台を真正面から観る「正面」、橋掛かりと呼ばれる通路に近く舞台を真横から観る「脇正面」、舞台を斜めの位置から観る「中正面」の3種類があります。どの角度から鑑賞したいかによって席を選ぶといいでしょう。各座席からどのように舞台が見えるかは、セルリアンタワー能楽堂の座席表ページで写真を公開しているので参考になさってください。
事前に公演チラシやインターネットで演目の簡単なあらすじだけでも読んでおくと、ストーリーの理解に意識を取られず舞台に集中しやすくなるはず。また、舞台の内容すべてを正しく理解しようと張りきりすぎると逆に難しく感じられるので、華麗な装束や舞の見事さといった何か一つでも素敵に思えるものを見つけ、独特の世界観に浸るというスタンスでも最初のうちは十分。そうした理屈に縛られない鑑賞スタイルによって、演者がほんの少しの動きや表情で見せる感情も感じ取りやすくなるでしょう。
また、会場へのアクセス・経路・所要時間なども事前に調べておくと、当日に心の余裕を持って鑑賞に臨みやすくなるでしょう。
能の舞台は静けさをよしとするので、上演中に音を立てたり、むやみに離着席するのはNG。カバンや袋を開けたりする音も、自分が思っている以上に周りのお客様には聴こえてしまうもの。終演時に感動を表現する拍手については、演者が退場する時に拍手が起きることもあれば、静かに余韻に浸るため誰も拍手しない場合もあり、一概にこれという決まりはありません。拍手のタイミングに困ったら、周囲の様子に応じて合わせるといいでしょう。また、前のめりに座ると後方のお客様の視界をさえぎることになるので、座席の背もたれに背中を付けた状態で座りましょう。なお、客席内での飲食、撮影・録音・録画は禁止。携帯電話・アラーム付き時計など、音の出る電子機器の電源はお切りください。接触確認アプリをインストールされている場合は、上演中はマナーモード、または機内モードの設定にし、音や振動が鳴らないよう設定ください。
特別なドレスコードはありません。長時間座っても疲れないよう、普段から着慣れたカジュアルな服装でお出でください。
なお、周囲の方への配慮のため、帽子は開演中には脱いで、香りの強すぎる香水は避けた方がよいでしょう。
もちろん、日本の伝統芸能を装いからも楽しめるよう着物で鑑賞するのも一興でしょう。
最低限必要なものはチケットですが、演者の表現や装束の細部まで見たい場合(特に座席が後方の場合)はオペラグラスも持参するといいでしょう。また、会場内の空調の寒暖の感じ方には個人差があるので、ショールやカーディガンなど軽く羽織って体温調整を行えるアイテムや、咳やくしゃみが出てしまう時に口元を押さえられるハンカチもあると便利です。
チケットはオンラインチケットMY Bunkamuraをはじめ、Bunkamuraチケットカウンター・東急シアターオーブチケットカウンター、セルリアンタワー能楽堂または各プレイガイドでの直接購入、電話でのご予約が可能です。チケット販売方法は公演によって異なるので、詳しくは主催者のホームページをご覧ください。Bunkamuraでのチケット購入に関してはBunkamuraチケットガイドでご確認ください。公演によっては学生向けのシートや料金を用意しているものもございますので、公演のホームページでご確認ください。
現在、クラシックコンサートやバレエ、演劇、ミュージカルなど様々な公演のインターネット配信が行われています。ホールや劇場で鑑賞するよりも安価で楽しめることもあるので、気になっていた作品や今まで見たことのないジャンルに挑戦してみるチャンスです。
PC、スマートフォン、タブレットなどのデバイス(視聴機器)とインターネット環境があれば、モニターの前はあなただけの特等席。一人で没頭するのもよし、家族や仲間と鑑賞するのもよし。より作品の世界に没頭するため、部屋は暗くするのがおすすめです。デバイスとテレビをつないで大画面で楽しむと更に臨場感が高まるでしょう。
配信で作品を鑑賞するには高速で安定したインターネット回線が必要です。チケット購入前に推奨環境などを確認しておきましょう。
また、視聴までの手順は配信事業者によって操作方法が異なります。開演時間ギリギリになって慌てないよう、早めに準備して開演までお待ちください。
デバイスとインターネット環境さえあれば、そこはもうあなただけの劇場!
リビングでくつろいで観るのも良し、ベッドに寝転んで観ても、お好きなスタイルでお楽しみください。環境が整っていればお風呂場の中で鑑賞することも可能です。
好きなお菓子や飲み物を用意して、飲食しながら観られるのも配信だからこそ出来ること。お友達とオンライン通話をしながら同じ演目を鑑賞するのも、劇場では決してできない体験になるでしょう。また、アーカイブ・見逃し配信がある公演の場合は、後から気に入った場面を何度でも見返せます。
チケット販売方法は公演によって異なるので、詳しくは主催者ホームページをご覧ください。