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2017.10.25 UP

パートリーダーからひとこと!:ファゴットの長哲也さん

「パートリーダーからひとこと!」第7弾は、ファゴットの長哲也さん。
11歳からファゴットを始め、大学卒業と同時に東京都交響楽団首席ファゴット奏者に就任されました。福岡県出身ということもあり、藤重先生との出会いはなんと学生時代に!

―学生時代はやはり吹奏楽部に入られていましたか?

「小学校3年生の1年間と、高校3年間、吹奏楽部に所属していました。小学校ではアルトサックス、高校ではファゴットでした。吹奏楽のメンバーと共にアンサンブルコンテストで九州大会まで進めたことが良い思い出です。」

―なぜ高校ではファゴットを選ばれたのですか?

「中学の時は吹奏楽部がなかったので、地元のジュニアオーケストラでファゴットを始めました。そのまま高校の吹奏楽でもサックスではなくファゴットを担当するようになりました。」

―初めて買ったCDやレコードを覚えていますか?

「クルト・マズア指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団の《チャイコフスキー交響曲全集》。特に交響曲第4番は何度も何度も聴きました。」

―ファゴットは吹奏楽のアンサンブルの中ではどのような役割だと思われますか?

「基本的にはチューバやバリトンサックスと共にベースラインを受け持つことが多いのですが、pp(ピアニッシモ)や繊細なアンサンブルのシーンなどでは、木管らしい温かい響きをつくるのにファゴットは大切な役割を持っていると思っています。」

―今回のパートメンバーをご紹介いただけますか。

「今回はファゴットは2人で演奏します。高橋さんは東京藝術大学の後輩で、一緒に勉強した仲です。彼女はつい最近までザルツブルクに留学していて、私自身も彼女から刺激を受けつつ、楽しくアンサンブルできればと思っています!」

―思い出の1曲をあげるとすると?

「私の高校が吹奏楽コンクールで県大会に出場した時に聴いた、精華女子高校の演奏が忘れられません。演目はスパークの《宇宙の音楽》でした。(指揮はおそらく今回指揮してくださる藤重先生だったのでは…!?)。それまで私はどちらかといえばオーケストラのサウンドへの興味の方が強かったのですが、この時の演奏を聴いて、吹奏楽のサウンドというものに強く興味を持ち始めました。」

―最後にお客様にメッセージを!

「吹奏楽オリジナル作品からオーケストラ作品、そしてビックバンドと多種多様な吹奏楽サウンドを楽しんでいただきたいです!」