ZAZ(本名:Isabel Geffroy・イザベル・ジュフロワ)は1980年5月1日生まれ、トゥール出身。
2006年パリのピアノバーで、歌手として夜11時から朝4時までマイクなしで歌う生活を送る。ジャズ、ブルース、シャンソン、ラテンなど、多様なジャンルの曲を歌い、その後モンマルトルの街頭でストリートミュージシャンを始めると、常に多くの人が立ち止まり、彼女の歌に耳を傾けるようになる。
2010年、“ハスキーボイスの歌い手”を探していたプロデューサー・作曲家のケレディン・ソルタニの募集広告に応募、ソルタニはZAZに楽曲「Je Veux」(私の欲しいもの)を提供し、レーベルPlay Onからファースト・アルバムがリリースされる。こうしてZAZの本格的なキャリアがスタートする。
ZAZは現在、世界で最もアルバムが売れているフランス人ミュージシャンの一人である。
ファースト・アルバム「モンマルトルからのラブレター -ZAZ」、セカンド・アルバム「RECTO VERSO」は世界50カ国で、4年間で計300万枚以上の売上を記録。カナダのフェリックス賞、フランスの歌謡大賞「Victoire de la Musique」、ヨーロッパ・ボーダー・ブレーカーズ賞、フランスの新人賞「prix Constantin」など数々の賞を受賞し、国際的な成功を収めている。オリジナル曲がマーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』(2011)で使用されている。2014年8月に5大陸横断のワールドツアーを行い、どの公演もチケット完売で大成功を収める。
サードアルバム「PARIS」は、ZAZが彼女自身のルーツに立ち戻ったシャンソンのカヴァー・アルバム。パリ、そして偉大なミュージシャン(エディット・ピアフ、エラ・フィッツジェラルド、フランク・シナトラ、イブ・モンタンなど)へのオマージュ作品となっている。大物プロデューサー、クインシー・ジョーンズを迎え、フィーチャリングアーティストにシャルル・アズナヴール、トマ・デュトロン、ニッキー・ヤノフスキーが参加している。(日本盤はボーナス・トラックを収録し、2015年1月28日に発売)現在、フランスを中心に世界で65万枚以上を売り上げ、また25カ国以上で上位チャートインを果たし、ZAZにとって新たな代表作となった。
またここ日本でも「もし私が忘れるようなことがあったら」がオトナの土ドラ「朝が来る」(東海テレビ/フジテレビ系)主題歌に決定し、現在NHK Eテレ「旅するフランス語」内のスペシャルコーナー「ZAZと一緒に単語を学ぼう」にも出演中で、着実に日本でも知名度を上げてきている。
大成功を収めた2015年の来日公演から2年、エディット・ピアフの再来とも言われた彼女の来日公演が決定した。
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