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ダイワハウス presents フェニーチェ歌劇場 日本公演2013

シーズン開幕公演が、早くも日本へ! ヴェルディ作曲 歌劇「オテロ」 フランチェスコ・ミケーリ演出 2013年4 月17日(水)・19日(金) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール

特別コンサート(演奏会形式) ヴェルディ作曲 「リゴレット」第3幕、「椿姫」第2幕 2013年4月18日(木) 19:00 東京文化会館(上野)

指揮・キャスト

チョン・ミョンフン Myung-Whun Chung
歌劇「オテロ」/ガラ・コンサート/特別コンサート 指揮

©Riccardo Musacchio

圧倒的なオペラ指揮者としての実力。イタリア・オペラを知り尽くすマエストロの棒が、繊細かつダイナミックにヴェルディの最高傑作を描く。海外の歌劇場を率いた日本での本格的なオペラ指揮は、極めて貴重な機会である。

 7 歳の時、ピアニストとしてデビューし音楽のキャリアをスタートさせる。1974 年、モスクワのチャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で2位を獲得。ニューヨークのジュリアード音楽院、マネス音楽院で指揮も学んだ後、1979年ロサンゼルス・フィルでカルロ・マリア・ジュリーニのアシスタントとなり、2 年後には副指揮者に就任した。
 1984年から1990年にかけてザールブリュッケン放送交響楽団の音楽監督、1987 年から1992 年にフィレンツェ市立歌劇場の首席客演指揮者、1989年から1994年にはパリ・オペラ座バスティーユ音楽監督、1997年から2005年にはローマのサンタ・チェチーリア管弦楽団の首席指揮者を歴任した。
 1995 年、アジア諸国の友好を音楽で実現する目的で、8つのアジアの国から精鋭を集めてアジア・フィルハーモニー管弦楽団を創設。2000年にはフランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、2001年には東京フィルハーモニー交響楽団のスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーに就任(現在は桂冠名誉指揮者)。さらに2006年にはソウル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、2012年シーズンからはシュターツカペレ・ドレスデンの長い歴史の中で初めて設けられたポジションである首席客演指揮者にも就任。
 またこれまでに、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ、ロンドンおよびパリの主要楽団やウィーン国立歌劇場、シュターツカペレ・ドレスデン、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、メトロポリタン・オペラ、ニューヨーク・フィル、クリーヴランドおよびフィラデルフィア管弦楽団など、世界の屈指のオペラ・ハウスやオーケストラでの指揮も務めている。
 ドイツ・グラモフォンで録音した作品の多くが、国際的な賞を獲得。その芸術活動には多くの称賛が寄せられており、イタリアの批評家賞であるプレミオ・アッビアーティ賞とアルトゥロ・トスカニーニ賞を受賞。1992年にはフランスのレジオン・ドヌール勲章を受章した。1991年フランス音楽評論家協会から「今年のアーティスト」に選ばれ、1995年と2002年にはフランスの音楽祭"Les Victoires De La Musique"でも賞を獲得した。
 一方で現代の人道・環境問題にも真摯に向き合い、人生の重要な部分をこれらへの取り組みに捧げてきた。国連薬物統制計画(UNDCP) の大使を一時期務め、1995 年にはユネスコによって「マン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれる。1996年、韓国の音楽文化に偉大な貢献をしたとして、韓国政府から最高位の文化勲章「金冠」を授与された。現在は韓国の歴史上初の名誉文化大使を務める。
 2007年9月、チョンとフランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団のメンバー全員は、ユニセフ大使にノミネートされたが、オーケストラ・メンバー全員が大使になった例はかつてない。
さらに2008年4月にチョンは、児童の諸問題への取り組みにより、ユニセフの親善大使に選出された。2011年には、フランス文化相により芸術文化勲章の最高章「コマンドゥール」が授与された。
 2012年3月には初めて、北朝鮮国立銀河水(ウナス)管弦楽団とフランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団との合同演奏をパリで行ったことは記憶に新しい。

コメント
「『オテロ』はヴェルディのオペラ作曲の経験が頂点に達した、最もドラマティックな作品。人々の心の琴線に触れる彼の音楽を指揮するのは、深い喜びです」

フランチェスコ・ミケーリ Francesco Micheli
歌劇「オテロ」 演出

1972年生まれの、イタリアで今最も注目される演出家。1997年にスカラ座博物館のためにピッチンニ作曲「Cantarine」で演出家デビュー。これまでにロンバルディアの各劇場、パルマ王立劇場、サンタ・チェチーリア音楽院など多数の劇場で演出作品を上演。2009年と2011年、演出作品が高く評価されてイタリアの演出批評家最高賞を受賞した。昨シーズンからはスカラ座管弦楽団とのコラボレーションを開始。ミラノ・ピッコロ座のモーツァルト音楽祭などでのマスタークラスでも活動している。
2011年夏のアレーナ・ディ・ヴェローナでグノー作曲「ロメオとジュリエット」を演出し、聴衆と批評家から高く評価された。2012年からイタリア・マチェラータ音楽祭(オペラ)の芸術監督。

歌劇「オテロ」主要キャスト

グレゴリー・クンデ Gregory Kunde
歌劇「オテロ」 オテロ役(テノール)

圧倒的な存在感!

アメリカ出身。ベル・カントのテクニックを保ちながらリリコ、もしくはリリコ・スピントの役も歌える貴重なテノール。幅広いレパートリーを持ち、近年はヴェルディ作品にも取り組み、ますます評価が高まっている。

リア・クロチェット Leah Crocetto
歌劇「オテロ」 デズデーモナ役(ソプラノ)

真正ヴェルディ・ヴォイス!

次世代のスターとして熱い注目を集めるソプラノ。2010年メトロポリタン・オペラ・全米コンテストのナショナル・ウィナーなど数々のタイトルを獲得。ルイゾッティ指揮のベルリン・フィルと共演するなど、実力が高く評価されている。

ルーチョ・ガッロ Lucio Gallo
歌劇「オテロ」 ヤーゴ役(バリトン)

円熟の歌声!

イタリア出身。ヴェルディ歌いとして世界的な名声を博し、METやスカラ座、コヴェントガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスなどに常連のゲストとして出演。日本でも新国立劇場への出演やリサイタル開催など、高い人気を誇る。