Bunkamura30周年記念 小曽根真 クリスマス・ジャズナイト2018

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    Point見どころ

    最強のピアノ・トリオと新鋭ヴォーカリストによる
    クリスマス・ジャズナイト

     日本を代表するジャズ・ピアニストとしてワールドワイドな活動を続ける小曽根 真。

     昨年11月にはニューヨーク・フィルに招かれ、バーンスタイン生誕100年記念の定期演奏会に出演、アラン・ギルバート指揮のもとバーンスタイン:「不安の時代」とガーシュウィン:「ラプソディ・イン・ブルー」を3日連続で披露しリンカーンセンターを埋め尽くした聴衆から熱い喝采を浴びた。(このライブ録音は「ビヨンド・ボーダーズ」と題し、ユニバーサル・ミュージックより小曽根初のクラシックアルバムとしてCDリリースされた)

     また、今年7月にはシカゴ交響楽団がレジデント・オーケストラを務めるラヴィニア音楽祭に招かれ、マリン・オルソップ指揮で「ラプソディ・イン・ブルー」を演奏し、スタンディング・オベーションの大成功を収めた。世界に冠たるニューヨーク・フィル、シカゴ交響楽団にソリストとして招かれるとは、まさに“世界のOZONE”の面目躍如である。

     そんな彼が12月のオーチャードホールで多彩なゲストと共に贈る人気企画が『小曽根 真 クリスマス・ジャズナイト』。今回は1997年から2007年まで活動し人気を博したピアノ・トリオ、“小曽根 真 THE TRIO”が満を持してのクリスマス・ジャズナイト初登場となる。昨年久々に再始動、12年ぶりのアルバム「ディメンションズ」をリリースするなどジャズ界の注目を集めている。ベースのジェームス・ジーナスは現在ハービー・ハンコック・バンドのベーシストを務め、アメリカの人気番組「サタデーナイト・ライブ」のハウス・バンドのメンバーとしても活躍する引っ張りだこのプレイヤー。ドラムスのクラレンス・ペンもウィントン・マルサリス、フレディ・ハバードなどと共演するなど現在最も忙しいドラマーのひとりである。3人のインタープレイが織りなす極上のトリオ演奏を堪能できるだろう。またスペシャル・ゲストとしてワシントンDC出身の注目の若手ジャズ・ヴォーカリスト、クリスティ・ダシィールの参加が決定した。エスペランザ・スポルディング、ディー・ディー・ブリッジウォーター、また大御所のスモーキー・ロビンソンと共演するなど早くもジャズ・ファンの注目を集めている。手練れの名手たちと新進アーティストの初共演が、いかなる化学反応を起こすのか。ぜひ極上の音楽と共にクリスマス気分を満喫してほしい。

    Message小曽根 真メッセージ

    この3人で演奏するときは必ず「音楽」が自由奔放に走り出す。言葉を使わずに通じ合える喜びを心いっぱいに感じながら、僕らは極限までスイングする。
    そして、今年のクリスマスは新進気鋭のジャズ・シンガー、クリスティー・ダシィールをスペシャルゲストに迎え、会場にいる全ての魂が喜びに溢れる「一期一会」の世界に皆さんをお連れしたいと思います。
    ジャンルの壁を超えてその瞬間瞬間に即興で紡がれて行く世界、そんなワクワクする未知の世界へ是非、一緒に旅をしましょう!!

    Let’s go on the Journey of “Free Spirit” together!!!

    小曽根 真

    © Shino Yanagawa

    Artists出演者

    © Shino Yanagawa

    小曽根 真 THE TRIO

    “小曽根 真 THE TRIO”は1997年、小曽根がジャズの基本とも言えるピアノ・トリオで自身の音楽の追及を目指して結成した。2007年までの10年間にツアー、レコーディングを展開。2017年に再始動しニュー・アルバムをリリース、久々の日本ツアーを行う。長い時を経てメンバーそれぞれの活動で培ってきたキャリアが熟成し、この3人でしか表現できないサウンドを紡ぎ出し話題となった。今年5月のヨーロッパ・ツアーを経ての本公演となる。近年クラシックのフィールドでも世界的な活動を続ける小曽根をリーダーとし、ジャンルを超えた多彩な才能がこのトリオに集約されていると言っても過言ではない。彼らならではの自由でしなやかな音楽性はジャズ・ファンのみならず多くの支持を得て益々注目されている。

    © 中村風詩人

    Makoto Ozone (Piano)

    小曽根 真(ピアノ)

    1983年バークリー音大ジャズ作・編曲科を首席で卒業。同年米CBSと日本人初のレコード専属契約を結び、アルバム「OZONE」で全世界デビュー。
    ソロ・ライブをはじめゲイリー・バートン、ブランフォード・マルサリス、パキート・デリベラなど世界的なトッププレイヤーとの共演や、自身のビッグ・バンド「No Name Horses」を率いるなど、ジャズの最前線で活躍。また、クラシックにも本格的に取り組み、NYフィル、サンフランシスコ響等、国内外の主要オーケストラと共演を重ねる。
    2016年には、チック・コリアとの日本で初の全国デュオ・ツアーを成功させ、17年にはゲイリー・バートンの引退記念となるツアーを催行。また、11月にはニューヨーク・フィル定期演奏会に招かれ、バーンスタインとガーシュインを熱演。このライブ録音は18年3月、「ビヨンド・ボーダーズ」と題して、小曽根 真の初のクラシックアルバムとしてリリースを果たす。
    映画音楽など、作曲にも意欲的に取り組み、多彩な才能でジャンルを超え世界的な躍進を続けている。2018年紫綬褒章受章。

    オフィシャル・サイト

    © Shino Yanagawa

    James Genus (Bass)

    ジェームス・ジーナス(ベース)

    NYブルックリンを拠点に国内外で活躍し、ウッドとエレキ両方を超絶に操る数少ないベーシストの一人。ブレッカー・ブラザーズ、チック・コリア、ハービー・ハンコック、ボブ・ジェームス、デビッド・サンボーン、ホイットニー・ヒューストン、ジョン・スコフィールド、アニタ・ベイカー、ヴァネッサ・ウィリアムス、ダフト・パンクなど、正統派ジャズからテクノまで、ジャンルの垣根を超えて数多くのアーティストと共演。ツアーやレコーディングで多忙な中、アメリカの人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」のハウス・バンドのメンバーも務める、実力派アーティスト。

    © Shino Yanagawa

    Clarence Penn (Drums)

    クラレンス・ペン(ドラムス)

    デトロイト出身。若干16歳にしてウィントン・マルサリスの勧めにより、彼の父エリス・マルサリスに師事、師弟関係を経て同氏のトリオに抜擢。96年、メジャー・ジャズ・レーベルCriss Crossから1stアルバム「Penn's Landing」をリリース。同作は翌年、NYタイムズ紙のジャズ批評家選、”ベスト10アルバム”の一枚に選出される。
    骨太で堅実、カリスマに溢れるドラミングで、多くのアーティストに愛される。ベティー・カーター、エリス・マルサリス、ウィントン・マルサリス、フレディー・ハバード、フォープレイ、ディジー・ガレスピー、ロバータ・フラック、マイケル・ブレッカー、ダイアン・リーブスなど、名だたるアーティストのツアーやレコーディングに参加。 現在「最も忙しいドラマー」の一人である。

    GUEST

    Christie Dashiell (Vocal)

    クリスティ・ダシィール(ヴォーカル)

    ワシントンDC出身の新鋭ジャズ・ボーカリスト。ハワード大、マンハッタン・スクール・オブ・ミュージックにてボーカルを学ぶ。
    その類まれな才能はすぐさま認められ、2010年のケネディー・センターで行われたBetty Cater Jazz Aheadプログラムをはじめとする大きな舞台で注目を集め、「ダウンビート」誌のジャズ・ボーカル部門の最優秀大卒ジャズ・ボーカリスト賞と優秀ソリスト賞に選出される。エスペランザ・スポルディング、ディーディー・ブリッジウォーター、フレッド・ハモンド、スモーキー・ロビンソンとの共演など、ジャズやゴスペル、ソウルまで、実に振り幅の広い、今注目の若手ボーカリストである。

    これまでの
    ゲスト

    • 2006年:パキート・デリヴェラ(サックス、クラリネット) 他
    • 2007年:パウル・グルダ(ピアノ)、No Name Horses
    • 2008年:ディオン・テイラー(ヴォーカル)、No Name Horses
    • 2009年:グレゴア・マレ(ハーモニカ)、バーネル・サトゥルニーノ(パーカッション) 他
    • 2010年:ブランフォード・マルサリス(サックス)、No Name Horses
    • 2013年:ブランフォード・マルサリス(サックス)、ジェフ・ワッツ(ドラムス)、クリスチャン・マクブライド(ベース)
    • 2014年:パキート・デリヴェラ(サックス、クラリネット)、デニス・フレーゼ(ドラムス)、中村健吾(ベース)
    • 2015年:ジョゼフ・アレッシ(トロンボーン)、No Name Horses
    • 2016年:ゲイリー・バートン(ヴィブラフォン)、No Name Horses
    • 2017年:上原ひろみ(ピアノ)