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Daiwa House presents熊川哲也 K-BALLET COMPANY『New Pieces』

2018/2/27(火)18:30開演
2018/2/28(水)14:00開演
会場:Bunkamuraオーチャードホール

2017年10月に世界初演を果たした熊川哲也演出・振付による完全オリジナルのグランド・バレエ『クレオパトラ』は「バレエを超えた傑作」と称されるなど、ステージ界に広く衝撃を与えた。
クラシック・バレエの表現を驚くべき創意で押し広げる熊川ならではの振付の手法はこの挑戦的な大作においてさらなる到達点をみせ、今や振付家として揺るぎない評価を誇るが熊川の内にあふれる稀有な創造性は、止むことなく次なる創作へと彼を駆り立てる。

新たな作品の題材として選んだのは、テオフィル・ゴーティエの短編小説「死霊の恋」。
 19世紀フランスで詩、小説、芸術批評とあらゆる分野で一流の才能を発揮したこの異才が残した名作は、バレエ・リュスの『薔薇の精』や『アルミードの館』といった作品のモチーフとなるなどのちの振付家たちにも霊感を与えた。
今回は“物語る振付”を自家薬籠中のものとする熊川が、美しい女吸血鬼に魅入られた若き聖職者の恋の顛末を描いた耽美な幻想世界に想を得て、湧き起こるインスピレーションのもと独自のドラマを描き出す渾身の一作となる。
さらに、キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアター等で活躍してきた世界的コンテンポラリーダンサーでもある渡辺レイ、
バーミンガム・ロイヤル・バレエ団に在籍し、数多くの振付家の作品でプリンシパル、ソリストを努め、ダンサーとしてだけではなく振付を手掛けるなど演出家、指導者としても活動している山本康介、自ら座長を務める“Ballet Gents”で数々の振付作品を発表し、熊川も一目置く手腕を発揮している宮尾俊太郎が、それぞれ新作を手掛けることになる。
カンパニー独自のレパートリー創出にこだわり、次々と名作を生んできたKバレエがまた未知なるバレエ芸術の世界を切り拓く!

  • 熊川哲也Kバレエ カンパニー2018 「New Pieces」振付家 プロフィール
    Artistic Director/Choreography Tetsuya Kumakawa
    熊川哲也[芸術監督/振付]

    北海道生まれ。10歳よりバレエを始める。1987年、英国ロイヤル・バレエ学校に入学。88年、日本人として初めてマリインスキー劇場(ペテルブルク)にて踊る。89年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールで日本人初のゴールド・メダルを受賞。ヨーロピアン・ヤング・ダンサーズ・オヴ・ザ・イヤー・コンクール(パリ)でも金賞を受賞。同年、東洋人として初めて英国ロイヤル・バレエ団に入団し、同団史上最年少でソリストに昇格。93年、プリンシパルに任命された。在団中にボリショイ・バレエ団の『ジゼル』をはじめ各国のバレエ団に客演。96年から98年にはセルフ・プロデュース公演「Made in LONDON」を開催している。
    98年に英国ロイヤル・バレエ団を退団し、99年、Kバレエ カンパニーを創立。これまでに、プティ振付『カルメン』、マクミラン振付『三人姉妹』、自身のプロダクション『ジゼル』『眠れる森の美女』『白鳥の湖』『コッペリア』『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』『海賊』『ロミオとジュリエット』『シンデレラ』『ラ・バヤデール』などを上演。2004年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場にてアシュトン振付『ラプソディ』を踊り高い評価を受ける。2006年、上海大劇院にて『ドン・キホーテ』を上演・主演。振付作品には、『ベートーヴェン 第九』『ウォルフガング』『パッシング・ヴォイス』『ソリチュード』『シンプル・シンフォニー』などがある。
    このほかの主な出演作に、プティ版『ボレロ』世界初演、スーパー・ワールド・オーケストラ(ロリン・マゼール指揮)との共演による『ドン・キホーテ』のパ・ド・ドゥ、香港バレエ団『くるみ割り人形』、イングリッシュ・ナショナル・バレエ『白鳥の湖』、スポレート・フェスティバル(イタリア)での『海賊』のパ・ド・ドゥ、サン・カルロ歌劇場(イタリア)での『ラプソディ』、チューリヒ・バレエ初来日公演『ロメオとジュリエット』、ロイヤル・オペラ・ハウスでの「芸術監督アンソニー・ダウエル退任記念ガラ」、英国ロイヤル・バレエ団「ヌレエフ記念ガラ」での『海賊』のヴァリエーションと『ライモンダ』第3幕などがある。
    2004年、『白鳥の湖』の演出/振付/出演に対し、第3回朝日舞台芸術賞を受賞。2005年、第55回芸術選奨 文部科学大臣賞(舞踊部門)を受賞。2006年、Kバレエ カンパニーとして『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』の舞台成果に対し、第5回朝日舞台芸術賞を受賞。2012年1月、Bunkamuraオーチャードホール芸術監督に就任。2013年、紫綬褒章受章。

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    Choreography Rei Watanabe
    渡辺レイ[振付]

    1993年、ネザーランド・ダンス・シアター2に入団。その後、リヨン・オペラ・バレエ団、ヨーテボリ・オペラ・バレエ団、ネザーランド・ダンス・シアター1、クルベルグ・バレエ団で活躍。2000年、ムラー振付『ロミオとジュリエット』のジュリエット役でベストダンサー賞を受賞。キリアン、フォーサイス、エック、ナハリン、インガーなど数多くの振付家の作品を踊る。06年よりフリーランスのダンサーとして活躍し、金森穣率いる “Noism07”の北南米ツアーなどに出演。12 年に拠点を日本に移し、“Opto” を結成。16年、“Ballet Gents”のために『The time of evocation』を振り付け、17年には熊川哲也との共同振付・出演による『Fruits de la passion ~パッション・フルーツ』でKバレエ カンパニー公演に参加。Kバレエ スクール小石川校、山本禮子バレエ団バレエ科コンテンポラリークラスの指導など、後進の育成にも力を注いでいる。

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    Choreography Kosuke Yamamoto
    山本康介[振付]

    愛媛県今治市生まれ。幼少の頃より美佳バレエスクールにおいて山口美佳に師事。1996年、13歳という若さで名古屋世界バレエ&モダン・ダンス・コンクールにおいて審査員特別賞、ポーランド国立オペラ劇場からニジンスキー賞を受賞。98年英国ロイヤル・バレエ・スクール入学。ゲイリーン・ストック、ゲイリー・ノーマン、ブルース・サンサム、レスリー・コリアに師事。学校公演でヌレエフ振付「ライモンダ」のジャン・ド・ブリエンヌ、アシュトン振付「田園の出来事」のコリアなどを前首相トニー・ブレア夫妻臨席のもと踊る。またこの頃より振付に興味を持ちロイヤル・バレエ・スクール主催の振付コンクールにおいてアーノルド・ハスカル賞受賞。首席として卒業し二ネット・デ・ヴァロワ賞も受賞。00年、バーミンガム・ロイヤル・バレエ入団。ビントレー振付「カルミナ・ブラーナ」のナイーブボーイ、ライト版「白鳥の湖」のベンノ、アシュトン版「リーズの結婚」のアランのほか、ライト、アシュトン、クランコ、マクミラン、バランシン、ニジンスキーのバレエなど数々の作品でプリンシパル、ソリストを務める。ダンサーだけではなくバレエ団の公演においても「月の光」、「冬の終わり」「ダンスコンサルタント」「シンフォニック・ヴァリエーション」等の振付けも手がける。10年帰国、ダンサー、演出家、指導者として活動し、「プレミアムカフェ」(NHK)、「第45回ローザンヌ国際バレエコンクール」(NHK)の解説者としても出演。

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    Choreography Shuntaro Miyao
    宮尾俊太郎[振付]

    2001年、フランス カンヌ・ロゼラハイタワーに留学。在学中、カンヌ・ジュヌ・バレエのツアーに参加。 04年10月、Kバレエ カンパニーに入団。15年12月プリンシパルに昇格。『ジゼル』『白鳥の湖』『カルメン』など熊川版全幕バレエのほとんどの作品で主演を務めるほか、アシュトン、バランシン、プティ作品にも出演。初演キャストとしては『シンデレラ』の王子、熊川演出・振付『ベートーヴェン 第九』第3楽章主演、スカーレット振付『Promenade Sentimentale』がある。13年、17年にはミュージカル『ロミオ&ジュリエット』に死のダンサー役で出演。「東急ジルベスターコンサート2014-2015」ではプティ振付『ボレロ』を踊った。14年、自らが座長を務める“Ballet Gents”を結成。演出・振付を手掛け、「日本フィル&サントリーホール とっておきアフタヌーン」シリーズをはじめとするオーケストラとのコラボレーションによるコンサート、愛媛・内子座初となるバレエ公演など、さまざまな形態での公演を行っている。

概要

曲目・演目

熊川哲也 新作「死霊の恋」
[音楽]ショパン:「ピアノ協奏曲第1番第1楽章」
[出演]浅川紫織/堀内將平/石橋奨也

渡辺レイ 新作「FLOW ROUTE」
[音楽]ベートーヴェン:「コリオラン序曲」/「弦楽四重奏 第14番」より/「交響曲第7番 第4楽章」
[出演]矢内千夏/遅沢佑介 他

山本康介 新作「Thais Meditation」
[音楽]マスネ:「タイスの瞑想曲」
[出演]荒井祐子/宮尾俊太郎

宮尾俊太郎 新作「Piano Concerto Edvard」
[音楽]グリーグ:「ピアノ協奏曲」より
[出演]小林美奈/山本雅也 他


※キャスト変更のお知らせ
2018年2月「New Pieces」公演におきまして、怪我により、下記の通りキャストの変更をさせて頂きます。

●2月27日(火)18:30公演
●2月28日(水)14:00公演
<Piano Concerto Edvard> 毛利実沙子→小林美奈

何卒、ご了承頂きますようお願い申し上げます。

主催者/Kバレエ カンパニー http://www.k-ballet.co.jp/news/view/2119

スタッフ

振付:熊川哲也、渡辺レイ、山本康介、宮尾俊太郎
芸術監督:熊川哲也

出演

指揮:井田勝大
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
出演:Kバレエ カンパニー
※詳細はhttp://www.k-ballet.co.jp にてご確認ください。

公演日程

2018/2/27(火)18:30開演
2018/2/28(水)14:00開演

会場

Bunkamuraオーチャードホール

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

アクセス

その他の情報

◎情報は2018年2月2日現在のものです。やむを得ない事情により変更となる場合がございます。
◎本公演は5歳以上の入場が可能です。但し、お席は必要です。
◎公演中止の場合を除き、実施するすべての公演に関して、主演者をはじめとするキャスト変更に伴うチケット代金の払い戻し、公演日や券種の変更はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
◎公演中止の場合の旅費、チケット送料等の補償はいたしかねます。
◎演出上、開演後の入場は制限させていただく場合があります。

[主催]
TBS/Bunkamura

公式サイト 
http://k-ballet.co.jp  
http://www.tbs.co.jp/kumakawa/

チケット情報

料金

S・¥11,800 A・¥9,000 B・¥7,000 C・¥5,000(税込)

※4歳以下入場不可。5歳以上チケット必要。

MY Bunkamura先行発売

2017/12/10(日)

先着制

MY Bunkamuraとは

一般発売

2017/12/17(日)

チケット取扱い

Bunkamuraでのお申込み
お電話
Bunkamuraチケットセンター<10:00~17:30>
03-3477-9999
チケットカウンター
Bunkamuraチケットカウンター<Bunkamura1F 10:00~19:00>
東急シアターオーブチケットカウンター<渋谷ヒカリエ2F 11:00~19:00>

お問合せ

チケットスペース 03-3234-9999

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