トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017

Report会見レポート

世界最高のバレリーナ、スヴェトラーナ・ザハーロワが語る
『アモーレ』(日本初演)の熱い想い

©H.Iwakiri

 ロシア連邦政府の推進する文化プロモーション「ロシアン・シーズン(ロシアの季節)」と、その一環として今年9月にオーチャードホールで開催される「トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017」の記者会見が、6月上旬、東京・麻布台のロシア大使館で開かれた。
 冒頭、ゴロジェッツ副首相が「プーチン大統領と安倍首相が日露両国の関係を高い次元に引き上げた」と挨拶。
 世界的なヴァイオリニストで、本芸術祭の芸術監督であるワディム・レーピンは「このような大きなプロジェクトの一環として日本で公演できて光栄です。初来日からちょうど30年目にあたる特別な年に開催できて嬉しい」と語った。
 ボリショイ・バレエの華、スヴェトラーナ・ザハーロワは「実は、私も初来日から20年です。『アモーレ』は、昨年完成したばかりの新作ですが、一度観ていただければその魅力が伝わることでしょう」と自信を覗かせた。
 バレエ界の権威、ブノワ賞を受賞したばかりのデニス・ロヂキンは「日本の聴衆は熱狂的で、とても厳しい目を持っている。期待に添えられるような高いレベルの演技をしたい」と意欲的だった。

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