ヴェルディ:オペラ『オテロ』(演奏会形式)全4幕(原語上演・字幕付き)

制作プロセス

記者会見前、バッティストーニとライゾマティクスリサーチの真鍋大度が3度目のクリエイティブミーティングを行った。前回のミーティングでは、バッティストーニから夢のような演出プランが語られ、1枚のスケッチとともに宿題として託された真鍋。今回は、事前に行ったオーチャードホールでの映像投射実験と、客席も含めたホール全体の3Dスキャン映像を、自身のPCを使って見せながら、その実験の内容や、今後どのように具体的な映像を作成し、シミュレーションしていくのかなどを解説。さらに、バッティストーニが思い描く、演出アイデアの細かなディティールを聞き出した。

はオーチャードホール舞台の正面写真、は、ライゾマティクスリサーチが実験時に3Dスキャンしたホールの画像である。木村浩康(ライゾマティクスデザイン)のアートディレクションによる本企画の公演チラシには、正面の反響板部分のスキャン画像が使用されている。今後は、人の感情や脳波の測定など、科学的なアプローチによって『オテロ』を分析し、何らかの形で映像に変換、その映像をホールの3D空間を使用してシミュレーションする予定だという。どのような映像が出来上がるか、今から楽しみである。