松井 学郎 Gakuro MATSUI

PROFILE

ロシア・バレエ・インスティチュート、佐々木三夏バレエアカデミーで学ぶ。2000年埼玉全国舞踊コンクール1位など国内で数々のコンクール受賞後、パリ・オペラ座バレエ学校に留学。2004年、ローザンヌ国際バレエコンクールでプロ研修賞を受賞。デンマーク王立バレエ、モンテカルロ・バレエを経て2005年にノルウェー国立バレエに入団。ヌレエフ版『ドン・キホーテ』のバジル、ビョーン版『くるみ割り人形』の王子、ハーヴェイ版『ジゼル』のアルブレヒト、『眠れる森の美女』の王子など数々の古典作品で主演を務めている。 また多くの現代作品を踊っており、主な作品にキリアン振付『Gods and Dogs』『Soldiers' Mass』、ライトフット/レオン振付『Shoot the Moon』、オイェン振付『ペトルーシュカ』のタイトル・ロールなどがある。エロ、オイェン、ドーソンらとの初演創作に携わっている。

ココに注目!

プロ研修賞を受賞した04年ローザンヌ国際バレエコンクールでの『ラ・シルフィード』のジェームズはまるで身体から音符が奏でられているようなリズム感が印象的だった。外国人の入学は難しいことで知られるパリ・オペラ座バレエ学校などで学んだ経歴を持つ松井はノルウェー国立バレエでも大活躍。ヌレエフ版『ドン・キホーテ』やハーヴェイ版『ジゼル』のアルブレヒトなど古典名作の主演を務めている。北欧という土地柄かバレエ団のレパートリーには現代作品も多く、オイェン、エロなどの新進気鋭の振付家の作品も数多く踊っている。日本ではローザンヌの映像以降松井の踊りを見ていない方も多いかもしれない。今回は奇しくもローザンヌの際に踊ったジェームズ役で登場! どのように進化しているか楽しみだ!