木本 全優  Masayu KIMOTO

PROFILE

兵庫県姫路市出身。3歳より中田バレエシアターにて、中田弥生に、2003年からはフランス・カンヌ・ロゼラハイタワーに留学し、モニク・ルディエールに師事。2004年パリ国立高等音楽院に入学。2006年に卒業し、同年アーロン・ワトキン率いるドレスデン州立歌劇場バレエに入団。2008年ウィーン国立バレエに移籍。2011年ハーフソリストに昇格。2013年ラコット版『ラ・シルフィード』に主演後ソリストに昇格。主な主演作に、ヌレエフ版『ドン・キホーテ』のバジル、ライト版『眠れる森の美女』の王子など。ヌレエフ版『白鳥の湖』、プティ振付『こうもり』、ベジャール振付『コンクール』、マクミラン振付『マイヤリング』、バランシン振付『テーマとヴァリエーション』、リファール振付『白の組曲』、ランダ―振付『エチュード』、ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』、フォーサイス振付『セカンド・ディテール』、ゲッケ振付『モペイ』、マルティネス振付『ドリーブ組曲』など幅広い演目で主要な役を踊っている。2011年、ウィーン国立歌劇場&フォルクスオーパー後援会Ballet Clubよりプロモーション賞を受賞。

ココに注目!

初めて彼をみたのはパリ国立高等音楽院での学校公演だった。並いる美しいフランス人生徒の中でも抜群に美しい爪先で描く優美なラインが強く印象に残っている。ウィーン国立バレエに入団してからは数々の作品に主演。なかでも『ラ・シルフィード』、ヌレエフ版『ドン・キホーテ』のバジルなどでの高評価は日本にまで届いてきた。絶妙なオフバランスを繰り広げるフォーサイス作品では、美しい四肢と動きのセンスの素晴らしさが十分に堪能できるはず!