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2015.08.03 UP

稽古場レポート第2弾到着!

暑い!熱い!稽古場の夏。

公演初日まで残り約一週間。バンドメンバーも揃い、稽古場は一層にぎやかだ。稽古開始までだいぶ時間があるというのに、そこここで俳優同士、動きや歌の確認をしている。バンドが少しでも音を出して練習しようものなら、すぐに俳優が声を合わせて歌い出してしまうので、結局まるまる演奏することになる(!)というのも日常。いつもながらすごい熱気である。

稽古が始まると、蜷川からこれまでより一層踏み込んだ内容の声が飛び、俳優陣も全力投球で応じる。一見すればできあがりつつあるように見えた芝居が、蜷川が投げたヒントで驚くほど違ったものになっていく。そしてブレイクが入るとすかさず松任谷がバンドに「なにか違う音にできないかな」「今のところはもっと盛り上げて!」と声をかけ、音作りをはじめる。一瞬たりとも気が抜けない、しかしなんとも魅力的な現場だ。

猥雑で強かなスラムの住人、そして悲しいほどに清廉な若者たち。このエネルギーに満ち溢れる物語がオーチャードホールに飛び込む日がいよいよ近づいてきている!

文/公演担当K