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Bunkamura25周年記念 西本智実/イルミナートフィル・オーチャードホール定期演奏会

2014/11/14(金)19:00開演

Bunkamuraオーチャードホール

TOPICS

映像撮影密着レポート!

本公演は「聴く」だけではなく「見て」も楽しめるよう映像を使うところも見どころの一つ。
と言いますのも、今回演奏される「カルミナ・ブラーナ」の歌詞はラテン語や古イタリア語、中高ドイツ語、古フランス語といった普段耳にしない言語で書かれていて、日本語訳では伝えきれない部分を西本智実の解釈をふんだんに織り込んだ映像で表現していきます。
クラシックの演奏会だけでなくオペラやバレエも上演できるコンバーチブルなオーチャードホールだからこそ、このような総合的な作品を上演することができます。

10月上旬、都内某スタジオ。
朝から機材のセッティング。撮影した素材はコンサートでは加工してオーチャードホール舞台の奥に大きく投影されます。そのためディテールにこだわった綿密なチェックを行い、撮影の進行を詰めていきます。
「イルミナート」というオーケストラ・バレエ・合唱を兼ね備えた芸術家集団の中に、映像クリエーターの大野一興さんもその一員となっているのです。

映像台本は西本さん自らが書き、そして映像の大野さんがそれをビジュアル化。作品全体から細部に至るまで、何度も打合せを重ね意見を出し合いながら撮影本番に臨みます。
★今回特別に映像台本の一部を初公開!こちらからどうぞ。

今回の映像には男女2人のバレエダンサーが登場します。西本さんが芸術監督を務めるイルミナートバレエの団員でもある、内冨陽子さんとビクトル・コスタコフさん。ここにもイルミナート(=芸術家集団)が登場です!
スタジオ入りされた2人にシーンごと振付の方針を説明していきます。

男女それぞれのソロ、2人揃っての動き等バリエーションは様々。
衣裳はつけずほぼありのままの姿に布を纏ったり、取ったり、なびかせたり…また小道具を使ったりしながら、美しい動きが撮影されていきます。

   

 
皆で1つの作品を作り上げているという一体感を感じます。

この日撮影されたのは全部で25カット。これから大野さんの手によって映像加工がなされていくのですが、ホールで音楽に合わせて流れることを想像すると期待に胸が膨らむばかりです。

西本さんが現代に伝えたい「カルミナ・ブラーナ」とは・・・?
その問いの答えを探しにぜひ会場へお越しください。


内冨陽子


 
98年 栃木ワガノワバレエアカデミー留学オーディションに合格し、ロシア国立ワガノワバレエアカデミー留学。
卒業後、モスクワへ渡り国立モスクワ音楽劇場(ダンチェンコ劇場)入団。
2002年ペルミ国際バレエコンクール  ファイナリスト。帰国後、新国立劇場 ソリスト入団。
2011年独立し、山口バレエアカデミーを設立。
イルミナートバレエ団『白鳥の湖』では、美しい容姿とロシア仕込みのキャラクターダンスで存在感を見せつけた。


ビクトル・コスタコフ

99年 ロシア国立ワガノワバレエアカデミーを優秀な成績で卒業。
国立モスクワ音楽劇場(ダンチェンコ劇場)へ入団。その後、NBAバレエ団ソリスト入団 2009年フリーに転身。
インターナショナル・ガラ・コンサートやイタリア、ルーマニアなど国内外でも活躍中。
モデルとしても東京モーターショー、STAR JEWELRYイメージダンサーでショー他にも出演。
イルミナートバレエ『白鳥の湖』では孤独な内面性を打ち出した新しいロットバルト像を圧倒的な存在感で表現し絶賛された。