桂由美さんがレンピッカ作品をモチーフにドレスをデザイン!

世界的なファッション・デザイナーの桂由美さんが、本展にも出品されるレンピッカの傑作《カラーの花束》をモチーフにドレスをデザインしてくださいました!
このドレスは、2010年1月のパリ・オートクチュールコレクションで発表後、東京コレクションを経て、会場でも特別展示予定ですので、どうぞご期待ください!


Designed by YUMI KATSURA

《カラーの花束》
1931年頃/油彩・板/個人蔵
© 2010 Tamara Art Heritage Licensed by MMI
Photo Sotheby's NY
ADAGP & SPDA

「タマラ・ド・レンピッカ」。彼女の作品はもちろん、彼女の容姿やファッション、その生涯は私がファッションを学ぶため、パリに留学していた頃から、非常に気になる存在でした。そんな彼女との接点が今回の展覧会で生まれたことを嬉しく思います。
私は日本人としてただ一人、2003年からパリ・オートクチュールコレクションに連続参加しています。 8回目となる2010年1月のテーマは「ENCHANTED FOREST」。地球環境の悪化や温暖化をくいとめるためファッションを通じて、自然の美しさやエコ活動の必要性をアピールしたいと思っています。
今回の「レンピッカ展」は、彼女の代名詞とも言えるアールデコの作品や肖像画が中心とのことですが、その中で唯一、今回の私のパリコレ・テーマに通じるレンピッカ作品「カラーの花束」がありました。この作品を私なりに解釈し、したたかさを兼ね備えた、女の生命力を感じさせる美しさを表現したドレスにいたいと思い、デザインしました。


桂由美プロフィール

東京生まれ。共立女子大学卒業後、フランスへ留学。「Les Ecoles de la Chambre Syndicale de la Couture Parisienne」でデザイン、クチュール技術を学ぶ。1964年日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動開始。日本のブライダルファッション界の第一人者であり、草分け的存在。美しいブライダルシーンの創造者として世界20カ国以上の各国首都でショーを行い、そのブライダルイベントを通じてウエディングに対する夢を与え続け、ブライダルの伝道師とも言われている。'93年、外務大臣表彰を受賞。'96年には中国より新時代婚礼服飾文化賞が授与される。'99年、東洋人初のイタリアファッション協会正会員となり、'03年からは毎年パリオートクチュールコレクションに参加。'05年7月、YUMI KATSURA PARIS店をパリのカンボン通りシャネル本店前にオープンするなど世界的な創作活動を展開している。

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