真島俊夫インタビュー

僕の中ではいつもオーケストラの音が鳴っている
三つのジャポニスム ―初めての挑戦
今回の渋谷ブラスフェスタがデビューとなる、東京フィルハーモニーウインドオーケストラ(TPWO)。8月にリハーサルとレコーディングをした真島俊夫氏にその第一印象を聞いた。
 
「音がカチッとしている」。もともとアメリカ型で発展してきた吹奏楽に対して、クラシックは欧州型、「ヨーロッパのにおいがするのが新鮮だった」。
 
今では吹奏楽のカリスマと称される真島だが、実はトスカニーニに憧れるオーケストラ好きの少年だった。入学した高校に「オケがないからしょうがなくて吹奏楽部に入ったんだよ」。ミニチュア・スコアを買ってきてはベートーヴェンの「エグモント」序曲やショスタコーヴィチの「5番」を吹奏楽用にアレンジし演奏していたという。「頭の中では、いつもオケの音が鳴っているんだよ」。
 
そんな真島の今回の初挑戦が自作「三つのジャポニスム」のオーケストラ版での初演である。オリジナルは吹奏楽版として大ヒットした作品を、初めてオーケストラ版に編曲した。吹奏楽ファンの注目度も高い。
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