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ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア | Bunkamuraザ・ミュージアム | 2013/3/9(土)-4/21(日)

章構成と主要作品の紹介

第1章 イタリア美術からの着想
当時の芸術の都はローマを中心としたイタリアでした。
ルーベンスもアントワープでの修業を終えイタリアへ向かい、ルネサンス文化が花開いたマントヴァの宮廷画家となります。

ルーベンスがイタリアにインスピレーションを得て制作した作品の展示を通じて、彼がルネサンスおよび同時代の作品からどのような影響を受けたのかを探ります。また、古代彫刻の学習と、そのモティーフをルーベンスが自作品にどのように取り入れていったのかを示します。

第2章 ルーベンスとアントワープの工房
ルーベンスは母の死を機にアントワープに戻り、スペイン領ネーデルラント大公の宮廷画家に任命されます。
数々の注文をこなすため、効率的な生産体制が敷かれました。

ルーベンスの自筆作品(完成作および油彩スケッチ)、ルーベンスの構想に基づいて工房の画家たちが制作した作品、工房の画家が制作を担当し、それにルーベンスが加筆した作品、工房によるレプリカなどを展示して、ルーベンス工房における絵画制作のあり方を探ります。

第3章 専門画家たちとの共同制作

ブリューゲル(静物・動物・風景画家)、スネイデルス(静物・動物画家)、ウィルデンス(風景画家)らが単独で制作した作品とともに、これらの専門画家たちが、ルーベンスら人物画家たちとともに制作した作品を展示して、アントワープにおける共同制作の流行を紹介します。

第4章 工房の画家たち

アントーン・ヴァン・ダイク、ヤン・ファン・デン・フッケ、アブラハム・ファン・ディーペンベーク、ヤン・ブックホルストなど、ルーベンスの工房で活動した経験を持つ画家たちの作品を展示し、これらの画家たちのルーベンス様式との近さ、および距離を探ります。

第5章 ルーベンスと版画制作

当時重要視されていたのは、画家の「構想」。 それを正しく伝えるため、ルーベンスは自らの監督下、複製版画制作に乗り出します。
あまりの厳しさに、追い詰められた版画家がルーベンス暗殺を企てたとも伝えられています。