Bunkamura

イベント情報

『Museum Gathering×シブヤプロダクツ科『スイスの絵本画家 クライドルフの世界展 コラボレーション』(2012年6月)

『スイスの絵本画家 クライドルフの世界』展連動企画として日本デザイナー学院のシブヤプロダクツ科さんと一緒にコラボレーションを行いました。絵本画家の展覧会に合わせて、親子連れの方や若い人を対象としたワークショップやワークブックなど3つの企画をコラボレーションさせていただきました。

コラボその1:「親子で作る絵本ワークショップ」

背景や各場面のタイトルだけが記入された手作り製本の絵本に、自由にキャラクターや物語を追加いただくことにより、世界で一つだけのオリジナル絵本を製作。絵本作家の視点や製作プロセスを体験していただき、クライドルフの世界をより理解し、身近に感じていただくことができるワークショップです。

・日 時:2012年6月30日(土)
・場 所:Bunkamura特設会場
・定 員:8組
・参加費:無料(展覧会チケット込み)
・協力:放課後NPOアフタースクール

当日はBunkamuraの特設スペースにて、クライドルフや今回の展覧会についてギャザリングスタッフより説明。その後まず展覧会をゆっくりご鑑賞いただきました。

会場に戻ってからはいよいよワークショップがスタート。まずはシブヤプロダクツ科のスタッフリーダーからワークショップの内容と進め方について説明。メンバーも紹介されましたがみんなちょっと緊張しています(笑)。

そして、参加者のみなさんにも自己紹介を行っていただきました。大きな声で元気なお子さんもいれば、ちょっと恥ずかしがりやのお子さんも。みなさん個性があってかわいいっ。もちろん、お母さん、お父さんにもしっかり自己紹介していただきました。

そして絵本製作がスタートっ。各テーブルごとにシブヤプロダクツ科の一年生スタッフがついて、絵本製作のお手伝いをさせていただきました。まずは自分の絵本の主人公のキャラクターを決めてはじまりはじまり。ページごとにタイトル(「小さくなる」「みずたまり」などなど)が決められていますので、そのタイトルにあわせて絵とストーリーを作っていきます。ページにはあらかじめ枠線やある程度の背景が描かれていますので、その上に自由に絵とお話を書いていただきます。

ちょっと迷ったり、アイデアが浮かばなかった時のために「お助けボックス」が用意されています。クジのように中に入っている紙を引くと、そこにはいろんなアイデアやシチュエーションが書かれています。これがかなり好評でした。

絵本が出来たら最後は前に出てきていただいて、お母さんやお父さんに一緒に絵本の読み聞かせを行っていただきました。

こんな短時間で素晴らしい絵と物語を作り上げてしまう子供たちの想像力に驚くばかり。主人公の気持ちや感情が伝わってくる作品に思わず感動してしまいました。「うちの子にこんな想像力があったなんて」と驚いてくださったお言葉が印象的でした。

当日の様子は、募集窓口としてご協力いただいた、放課後NPOアフタースクールさんのブログでも紹介されています。そちらもぜひご覧ください。

ワークショップの様子

コラボその2:「お子さま向け ファンタジーワークブック」

・日 時:会期中
・場 所:会場入り口にて配布
・配布部数:2,500部(無くなり次第終了)

クライドルフ展は、内容的には大人向けですが、お子さまでも楽しんでいただけるように、会場内にさまざまな工夫を凝らしています。さらに小さなお子さまにも展覧会を理解していただき、楽しんでいただけるように、お子さま向けのワークブックを無料配布しました。内容は、クライドルフ作品を用いたクイズやキャラクター作りなどとなっており、ワークブックをご覧いただくことで、クライドルフ作品をより身近に感じていただくことができます。

コラボその3:「絵本のキャラクターになってみよう!」(写真撮影コーナー)

・日 時:会期中
・場 所:会場外スペースに設置

会場入り口に向かう手前に、クライドルフ作品の一場面を引用した、観光地によくある顔だけ出して撮影する写真パネルを設置。クライドルフ作品の一部になっていただくことにより、クライドルフ展覧会の記念や美術館へのご来場がより楽しい思い出になります。そのままTwitterやSNSでの配布も可能なので、口コミで広げていただくこともできました。

一人でいらっしゃったお客さまや、会場への動線を妨げないよう、会期中の土日祝日は、シブヤプロダクツ科スタッフがシフトを組んで常駐。写真撮影のお手伝いなどを行いました。