2014.07.10UP

【イベントレポート】フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団メンバーによる室内楽コンサートinデュフィ展

7月8日、ザ・ミュージアムにて「フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団メンバーによる室内楽コンサートが行われました。

演奏されたのはフォーレとブリテンの弦楽四重奏。いろとりどりのデュフィの作品に囲まれた空間が、力強く、そして繊細な音楽に満たされました。音楽を愛好し、それをモチーフにした作品も多く生み出したデュフィの世界がいっそう華やぎを増すような、贅沢なひと時でした。

リヨン歌劇場管弦楽団メンバーの演奏は見事で、4つの楽器で演奏していることを忘れるほど、豊かな響きを作り上げていました。手が届くほどの距離で奏でられるその音楽の迫力は筆舌に尽くしがたく、楽器が体中を震わせて音を生みだすさまが見えるかのような体験でした。オペラ「ホフマン物語」公演ではオーチャードホールで2000席のお客様を魅了した彼らオーケストラの、個の技量をまざまざと感じさせられました。

 

 

演奏の後はその余韻に浸りながら、みなさま思い思いに展覧会をたのしんでいらっしゃいました。

 Bunkamura25周年を記念して開催したスペシャルな一夜。ザ・ミュージアムとオーチャードホールにまたがり、Bunkamuraならではの特別な企画をご堪能いただけたことをうれしく思います!