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アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男The People vs Fritz Bauer

1/7(土)よりロードショー
2/10(金)までの上映
会場:Bunkamuraル・シネマ

©2015 zero one film / TERZ Film

1950年代後半のフランクフルト。ナチス戦犯の告発に執念を燃やす検事長フリッツ・バウアーのもとに逃亡中のナチス親衛隊中佐アイヒマン潜伏に関する手紙が届く。アイヒマンの罪をドイツで裁くため、国家反逆罪に問われかねない危険も顧みず、その極秘情報をモサド(イスラエル諜報特務庁)に提供する。しかしドイツ国内に巣食うナチス残党の妨害や圧力にさらされたバウアーは、孤立無援の苦闘を強いられていくのだった……。

1960年、世界を震撼させたナチス戦犯アドルフ・アイヒマン拘束。この歴史的捕獲作戦を実現へと導いた陰のヒーローがいた。その男の名はフリッツ・バウアー検事長。歴史上極めて重要なこの人物は、いかにして消息不明のアイヒマンを発見し、追いつめていったのか─。彼の死後長らく封印されていた真実が半世紀を経て初めて明らかにされる。権威あるドイツ映画賞で『帰ってきたヒトラー』などの話題作を抑え作品賞、監督賞、脚本賞など最多6冠に輝き、世界中の映画祭を席巻中の本作。メガホンをとったのはドイツの気鋭監督ラース・クラウメ。主人公フリッツ・バウアーには『ヒトラー暗殺、13分の誤算』ほか、ハリウッド大作『ブリッジ・オブ・スパイ』にも出演している名優ブルクハルト・クラウスナー。バウアーと共に闘う若き検事に『東ベルリンから来た女』『あの日のように抱きしめて』などで日本でも知られる存在となったロナルト・ツェアフェルト。そのほか、ドイツ内外で活躍する俳優たちが揃った。さらに、全編を通して印象的に流れるジャズの音色が緊迫感溢れる本作に彩りを加えている。

<極秘作戦>の裏側を濃密かつサスペンスフルなタッチで描いた本作は、上質なミステリー映画さながらのスリルと知的好奇心をかき立てるとともに、人間の尊厳や正義といった普遍的なテーマを力強く伝える。さらに、1961年のアイヒマン裁判を扱った『ハンナ・アーレント』、1963年~1965年アウシュヴィッツ裁判を題材にした『顔のないヒトラーたち』の"前日談"ともいえる歴史映画ファン必見の一作。

~アドルフ・アイヒマンとは~

ナチス政権下で600万人ものユダヤ人を強制収容所へ移送させ、ユダヤ人問題の最終解決=ホロコーストの中心的役割を担った人物。階級は親衛隊中佐。第二次世界大戦でドイツが敗北すると海外へ逃亡。拘束の翌年エルサレムの法廷へと引きずり出され、世界中に中継された"アイヒマン裁判"は人々に衝撃を与えた。

 

  • 番組編成担当が語る作品の見どころ

    ナチス戦犯アドルフ・アイヒマンを主題にした映画というのはありましたが、『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』のように彼を追い詰めた男を描くというのはこれまでにない視点。今まであまり知られていなかった事実についても語られており、新たな発見もある映画です。ドイツ人自ら“負の遺産”を明らかにして、現代に伝えていくということは、歴史に対し前向きな姿勢を感じます。

    主演のブルクハルト・クラウスナーをはじめ、役者たちがとにかく上手い!なかでも『東ベルリンから来た女』や『あの日のように抱きしめて』といった作品で、ル・シネマではお馴染みのロナルト・ツェアフェルトも好演しており、女性ファンのみなさまにはオススメです。

    いまはあまり熱血が求められない時代かもしれませんが、男の仕事の流儀や生き様に、自分の信念を貫くことの大切さを感じずにはいられません。男性はもちろん、男同士の友情に憧れる女性も、男ならではの世界が醸し出す格好良さに痺れてください。
監督
ラース・クラウメ
キャスト
ブルクハルト・クラウスナー、ロナルト・ツェアフェルト、リリト・シュタンゲンベルク、イェルク・シュットアウフ、セバスチャン・ブロムベルク
作品情報
2015年/ドイツ/105分
受賞
ノミネート
ドイツ映画賞 最多6部門受賞(作品・監督・脚本・助演男優・美術・衣装)
配給
クロックワークス/アルバトロス・フィルム

公式サイトはこちら

上映スケジュール

<混雑状況の目安>

(2017年2月3日 現在)

平日(毎月1日・毎週火曜は除く)

10:30

12:45

15:00

土日祝

10:30

12:45

15:00

サービスデー(毎月1日・毎週火曜)

10:30

12:45

15:00

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」
◆2/10(金)までの上映
[2/4(土)〜2/10(金)]
連日...10:30 / 12:45 / 15:00〜(終)17:00

概要

前売り券情報

特別鑑賞券1,500円(税込)好評発売中
[一般料金1,800円(税込)の処]

料金

一般・¥1,800 学生・¥1,500 (平日は学生・¥1,100) シニア・¥1,100 小・中・高校生¥1,000(税込)
【毎月1日、毎週火曜日、及び毎週日曜夜の最終回は¥1,100(税込)均一】

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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