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<アンコール上映>エゴン・シーレ 死と乙女EGON SCHIELE -DEATH AND THE MAIDEN

R15+

3/18(土)~3/24(金) 連日16:35~
会場:Bunkamuraル・シネマ

©Novotny & Novotny Filmproduktion GmbH

<ご好評につきアンコール上映!>

第一次世界大戦末期のウィーン。天才画家エゴン・シーレはスペイン風邪の大流行によって、妻エディットとともに瀕死の床にいた。そんな彼を献身的に看病するのは、妹のゲルティだ。──時を遡ること、1910年。美術アカデミーを退学したシーレは、画家仲間と"新芸術集団"を結成、16歳の妹ゲルティの裸体画で頭角を現していた。そんなとき、彼は場末の演芸場でヌードモデルのモアと出逢う。褐色の肌を持つエキゾチックな彼女をモデルにした大胆な作品で一躍、脚光を浴びるシーレ。その後、敬愛するグスタフ・クリムトから赤毛のモデル、ヴァリを紹介されたシーレは、彼女を運命のミューズとして数多くの名画を発表。幼児性愛者という誹謗中傷を浴びながらも、シーレは時代の寵児へとのし上がっていく。しかし、第一次世界大戦が勃発。シーレとヴァリの愛も、時代の波に飲み込まれていく──。

エゴン・シーレを演じるのは、モデル出身の新人ノア・サーベドラ。美男のプレイボーイとして知られ、生涯のパートナーとも目されたヴァリを棄て、良家の子女を妻に迎える非情でいて野心的なシーレを、目を奪う白皙の美貌とともに説得力たっぷりに演じた。監督ディーター・ベルナーはかつてミヒャエル・ハネケ監督の『セブンス・コンチネント』で主役を演じたことのある異色のキャリアの持ち主。俳優出身の監督らしく、新人サーベドラの魅力を引き出し、鮮やかなデビューを飾らせた。シーレ「ヴァリの肖像」「横たわる女」やセセッシオンのクリムト「ヴェートーヴェン・フリーズ」など十数点の名画が映画全編にわたり効果的に映し出されるのも見逃せない。

エゴン・シーレ没後、約100年。今なお、多くの画家やアーティストに多大なインスピレーションを与え続けるシーレの伝説、そして最高傑作「死と乙女」に秘められた愛の物語が今、明らかになる──。

  • 番組編成担当が語る作品の見どころ

    クリムトと同時期に活躍した夭折の天才画家エゴン・シーレ。傑作の裏に秘められた物語が『エゴン・シーレ 死と乙女』で明らかになりますが、誰もが抱く「禁断の世界を覗きたい」という気持ちも満足させてくれる作品です。

    特異な才能を持つがゆえに、女性たちを虜にしてしまうシーレは、非情な男でありながらも、美しすぎて許せてしまう。その憎めない感じを好演したのがモデル出身のノア・サーベトラ。本作が長編映画デビューとなり、久々に現れた“ヨーロッパのイケメン”としても注目です。彼が演じることにより、幅広い方々に受け入れてもらえる作品に仕上がっています。

    そして、いつの時代もダメ男を支える女性というのが必ずいますね。シーレのミューズとなるヴァリをはじめ、女性たちも魅力的なのでそちらもお見逃しなく。

    絵を描かざるを得ない宿命を背負った天才の人生を通して、「芸術家として生きる哀しみ」というのを感じて頂けるかと思います。素晴らしい建築や調度、衣装など世紀末ウィーンの耽美な雰囲気もご堪能ください。
監督
ディーター・ベルナー
キャスト
ノア・サーベトラ、マレシ・リーグナー、ファレリエ・ペヒナー、ラリッサ・アイミー・ブレイドバッハ
作品情報
2016年/オーストリア・ルクセンブルク作品/ドイツ語/109分
配給
アルバトロス・フィルム

公式サイトはこちら

上映スケジュール

<混雑状況の目安>

(2017年3月20日 現在)

平日(毎月1日・毎週火曜は除く)

16:35

土日祝

16:35

サービスデー(毎月1日・毎週火曜)

16:35

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

3/18(土)〜3/24(金) 連日16:35〜

概要

料金

一般・¥1,800 学生・¥1,500 (平日は学生・¥1,100) シニア・¥1,100 高校生¥1,000(税込)
【毎月1日、毎週火曜日は¥1,100(税込)均一】

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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