もうすぐ12歳になる少年シリル。彼の願いは、自分を児童相談所へ預けた父親を見つけ出し、再び一緒に暮らすこと。ある日、シリルは美容師のサマンサと出会い、週末を彼女の家で過ごすようになる。自転車で街を駆けまわり、サマンサと共にようやく父親を探しあてたシリルだったが、父親の態度はすげない。そればかりか、「二度とここへくるな」と言い放たれる。シリルが実の親に再び捨てられる姿を目の当たりにしたサマンサは、恋人との間に軋轢を生んでしまうほど、それ以上にシリルと真摯に向き合うようになる。サマンサとのふれあいのなかで、シリルの心も変化し始める。だが、シリルが起こしたある事件がきっかけでシリルは窮地に追い込まれる―。
第64回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、名匠ダルデンヌ兄弟の最新作。日本で聞いた「帰ってこない親を施設で待ち続ける子どもの話」を元に、人と人がつながることから生まれるささやかな希望を綿密に描き出した「大きな愛の物語」。
(C) Christine PLENUS




























