ミラノの裕福なレッキ家の家長は引退を決意、会社の実権を息子タンクレディと孫のエドアルド・Jrに譲った。エドは親友のシェフのアントニオとともに、郊外にレストランをオープンする計画をたてている。タンクレディの妻エンマは、旧ソ連生まれ、必死でイタリア語を覚え、二男一女を育てあげ、ミラノの上流階級の生活に馴染もうと努力し、それなりに満足した生活を送ってはいたが、居場所のない疎外感はぬぐえなかった。レッキ家の人々の人生は急速に変わっていった。娘エリザベッタは同性愛者で、留学先のロンドンでカミングアウトして新しい人生を送ろうとしていた。
母を敬愛するエドは、ビジネスの厳しい現実を知り幻滅、失意の中にいた。レッキ家の名に恥じないよう頑張ってきたエンマは、ありのままの自分を受け入れてくれるアントニオと恋に落ちたことによって、抑圧していた情熱が解き放された。許されない恋に落ちたエンマの心の扉が開けられ、悲劇がレッキ家を襲い、家族は崩壊を迎える。そして一家は新たな道を踏み出すのだった・・・
ヴィスコンティ映画を彷彿とさせる華麗な映像美は、数々の映画祭で話題を呼んだ。また「ジル・サンダー」のラフ・シモンズが、ティルダ・スウィントンの衣装デザインを手掛け、2011年度アカデミー賞でノミネートされた。
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