Bunkamuraオフィシャルウェブサイト

サイズ

  • 日本語
  • English
  • 中文簡体
  • 中文繁体
  • 한국
MY Bunkamura
  • ログイン
  • 新規登録
ホーム > Bunkamuraドゥマゴ文学賞 > 第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞授賞式が開催されました

Bunkamuraドゥマゴ文学賞

第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞授賞式が開催されました

(2015.11.13)

10月19日(月)、ドゥマゴパリにて、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞授賞式が開催されました。写真家で作家の藤原新也氏が選考委員を務めた今回、武田砂鉄氏の『紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす』(2015年4月刊・朝日出版社)が選ばれました。受賞作は、著者初の著作であり、「育ててくれてありがとう」「会うといい人だよ」など、世間に溢れる紋切型のフレーズを採り上げ、読み解いた批評集です。

 

贈呈式では、まず藤原氏が「武田さんの本はものすごくわかりにくい。けれど、その端々に良い視点、言葉がキラキラと花火のごとく光っていた。現在の情報化社会の中で言葉が重要になってきており、そこの精査を彼がしている姿にすごく共感した。今後、彼がさらに一つの大きな光に開花していくように望んでいます」と選考理由を述べました。

受賞者の武田さんは、「現在流れている陳腐な言葉を考察しながら今の社会を見通すような本だということで『紋切型社会』というタイトルを付けました。今『日本を取り戻す』よりも、言葉を取り戻さないといけない時代に入っていると思います。言葉を取り戻すこともそうですし、言葉から生まれる考え方、その考え方から生まれる社会を取り戻さなければいけないと思っています」と著作に込めた想いを伝えました。

 武田氏には、正賞の賞状、ゼニス社製時計、副賞の目録、「カノン・デュ・マレシャル ロゼ」マグナムボトル、パリ・ドゥマゴからお祝いのメッセージが贈られました。

 

贈呈式に先だって行われた両氏による対談では、藤原氏が本作を選んだ理由にはじまり、作品内の作家のスタンス、メディアにおける表現のフラット化、ウェブメディアへのジレンマなど、留まることなく活発な意見が交わされました。

 

授賞式の模様を動画でもご覧いただけます。

 

撮影:大久保惠造