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Bunkamuraドゥマゴ文学賞

『ドゥマゴサロン 第11回文学カフェ』開催レポート

(2014.08.14)

7月25日、ドゥマゴパリ店内の特設会場で『ドゥマゴサロン文学カフェ』が開催されました。多彩なゲストを招いての本イベントはすでに11回目。今回の出演者は前回に引き続いて詩人で第24回Bunkamuraドゥマゴ文学賞選考委員の伊藤比呂美さん。お相手として料理研究家の枝元なほみさんが登場しました。

 1999年に共著『なにたべた?』を出版される以前からプライベートでも仲の良いお二人。“食べて、食べて、悩んで、しゃべって、生きてきた”をテーマに楽しいトークを聞かせていただきました。

 

 伊藤「枝元さんの最新刊『禁断のレシピ』ではエンドレスに食べられるもの、カロリーを気にしないで食べられるものをまとめてあるでしょ?」

 枝元「一冊合わせると十万キロカロリーなんです」

 伊藤「今、私アメリカに住んでいるんですけどもうこれ普通なの。なんでこれが“禁断”なのかしらって」

 枝元「なんか窮屈でしょ、今の日本って」

 伊藤「どんな風に?」

 枝元「これ食べちゃいけないとか、こうでなくちゃいけないとか。比呂美ちゃんはそういうのガンッて壊していくでしょ。今の日本って食べるにしても生きるにしても大らかさが失われて、目に見えない『こうであらねばならない』というものに縛られて矯正下着みたいな感じがするんです」

 伊藤「みなさんもそう思う? カロリーを多くとるとそれが治るってこと?」

 枝元「治んないよ別に(笑)。ただ、もっと大らかに生きていけたらいいなぁと。もうカロリーとか気にしないで『食べちゃ悪い?』って言えちゃうような、同じように考えている人と繋がれたらなと思って。」

 

「石橋を見たら全速力で走り抜ける」伊藤さん。対して「石橋をたたいて石橋かどうかもわからないまま渡っちゃって、そこから道に迷ってしまう」という枝元さん。対照的ながら、息の合ったお二人のやり取りに会場は笑いが絶えません。

朗読も交え、お二人の出会いから料理や生き方にまで話題が広がり、あっという間の一時間半が過ぎてしまいました。手の届きそうな距離で繰り広げられる濃密な時間に、参加いただいたみなさんは元気づけられたようです。

『文学カフェ』では次回以降も魅力的なゲストをお迎えして開催する予定です。どうぞお楽しみに。